新年会を行う目的とは?開催時期や社会人としてのマナーを解説
2019/12/26
2023/12/26
新年会は、職場やサークル、友人たちとお酒や食事を楽しみながら「新しい年を祝う会」です。
1年の始まりに開催される「新年会」の目的とは何なのでしょうか?会社や取引先との新年会では、目的を知って参加することで有意義な時間が過ごせるでしょう。今回の記事では、新年会の起源や目的、開催時期について解説しています。社会人として知っておきたいマナーや、幹事になった際にしておくべき準備についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
会社で行う新年会の目的
毎年、1年の始まりに新年会を開催している企業は多いでしょう。会社で行う新年会では、いくつかの目的があります。飲食や会話を楽しむことはもちろん、新年会の目的を理解して参加することで、有意義な時間が過ごせます。
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モチベーションの向上
会社全体で新年会を行うことで1年の始まりを感じ、正月休みで緩んだ気持ちを切り替えるきっかけになります。代表者からの新年の挨拶では、去年を振り返り、今年の目標が伝えられるでしょう。従業員同士が同じ目標に向かって新たな1年を始めようという気持ちが生まれ、社内全体のモチベーション向上につながります。
社内の親睦を深める
会社で行う新年会では、普段一緒のチームで働いている同僚だけでなく、あまり接点のない従業員との交流の場になります。普段あまり接することのない従業員同士の交流が増えると、通常の業務がこれまでより円滑に進むきっかけになるでしょう。また、新年から入社する従業員と既存の社員との交流を行う目的で新年会を行うケースもあります。
新年会を行う時期
多くの企業が、1月中に新年会を開催しています。新年を迎えた気持ちが薄れる前に、できるだけ早く新年会を開催すると良いでしょう。しかし、多くの人が新年会を開催する1月は、利用したいお店が予約で埋まっている可能性があります。幹事になったら、できるだけ早く日程を決めて会場を確保しておくことをおすすめします。
また、新年の業務が忙しく1月中に日程が調整できないというケースもあります。新年会は、旧正月までに開いておくと良いと言われているので、遅くとも2月中には開催するように計画しましょう。しかし、旧正月は毎年1月21日~2月20日頃で変動するため、注意が必要です。
社会人としての基礎知識!新年会の4つのマナー
社会人として会社の新年会に参加する前に、いくつかのマナーを確認しておきましょう。
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期限内に参加の可否を回答する
会社の新年会では、幹事から案内が送付され参加の可否を回答するケースがほとんどです。会場の予約や予算の設定があるため、定められた回答期限内にきちんと参加の可否を回答しましょう。また、会社全体の新年会は、代表者から今年の目標を伝えられたり、新入社員との交流をしたりなどの目的が設定されています。特別な理由がない限り、できるだけ参加するようにしましょう。
新年会での挨拶を依頼されたら、当日までに何を話すか準備をして参加します。
会場に合わせた服装を選ぶ
新年会の会場によっては、ドレスコードが指定されています。ドレスコードが指定されている場合は、きちんと従って服装を準備しましょう。新年会の案内にドレスコードの指定について記載されていない場合であっても、事前に会場を調べて、ふさわしい服装を選びます。
どのような服装で参加したら良いか不安な場合は、先輩社員や上司に相談してみましょう。
座席を確認しておく
大人数の新年会の場合、事前に座席が指定されていることがあります。自分の席を確認してから座りましょう。座席が指定されていない場合、新入社員は下座に座り、上司を上座に座らせます。下座は出入り口に近く、飲み物や食べ物の受け取りやお店の人とのやり取りがしやすいため、幹事が座るケースも多いです。会場に早めについた場合、下座に座って他の参加者を待つと良いでしょう。
他の参加者とコミュニケーションをとる
大規模な新年会では、食事と歓談の時間が設けられています。普段会社であまり接点がない人と積極的に会話をして、コミュニケーションをとりましょう。普段から仲の良い同僚とだけ会話をするのではなく、できるだけ多くの人と関わることも社会人としての新年会のマナーです。
会社によっては、チームを組んで余興やゲームを行います。できるだけ積極的に参加しましょう。
新年会の幹事になったらやるべき3つのこと
新年会の幹事になったら、以下の流れで準備をすすめましょう。大規模な新年会の場合、幹事は1人ではなく部署ごとに選出し複数人で準備を進めると良いです。
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会場選び
日程を設定し、新年会の会場を選びます。インターネットを活用して、参加人数や予算に合う会場を選びましょう。企業全体での大人数の新年会は、ホテルの宴会場や結婚式場がおすすめです。大人数を収容できるだけでなく、フォーマルな会場で新年会を行うことで、新しい1年を迎える意識が高まるでしょう。少人数のカジュアルな新年会は、居酒屋やレストランがおすすめです。
新年会の時期は、飲食店の予約が多く希望した会場が使用できない可能性があります。会場の予約はできるだけ早く、できれば前年のうちにしておきましょう。従業員が集まれるスペースがある場合は、オフィス内で新年会を行う企業も増えています。
案内状を送る
新年会の会場が決まったら、新年会の案内状を送付しましょう。案内状には、新年会をお知らせする目的と出欠を確認する目的がありますので、遅くても開催の2週間前までには案内を送るようにしましょう。会社の新年会の場合には、メールや回覧、掲示物などで案内するケースが一般的です。
具体的な案内文については、こちらの記事で紹介していますので、ご参照ください。
余興の準備
飲んで食べて楽しむだけでも十分盛り上がりますが、ちょっとしたゲームを用意しておくことで、意外な一面を見ることができたり、親睦を深められたりと、会社の人とさらに交流できるチャンスです。
ビンゴゲームなど定番ゲームや準備がいらない簡単にできるゲームを紹介していますので、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
その他にも、ダンスや演奏などチームで練習をしながらコミュニケーションがとれる出し物も人気です。
まとめ
新しい年を祝う新年会は、江戸時代から続く由緒ある行事です。特に会社の新年会は、経営陣から会社の目標や1年の抱負などの話がある場合がほとんどですので、積極的に参加するようにしましょう。なお、紹介したマナーはどれも一般的なマナーですが、知っておくことで新年会に安心して臨むことができますので、意識して参加してみてください。幹事になったら、できるだけ早く準備を開始することをおすすめします。