忘年会や新年会で使える余興や出し物を紹介!注意点やポイントとは
2020/1/7
2022/09/02
忘年会や新年会を開催することが決まり、同僚や上司から「面白いことをやってほしい」「楽しく終われる会にしてほしい」「余興を楽しみにしている」などの言葉をかけられ、出し物に悩んでいる人もいますよね。
また、「やるからには盛り上げたい」「みんなでできるものにしたい」「何をしたら良いのか分からない」などと頭を抱えている人もいるでしょう。
忘年会や新年会での出し物や余興を考える際に、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
今回は、忘年会や新年会で使える余興や出し物、考える際のポイントや注意点を紹介するので、忘年会や新年会で出し物をする予定の人は参考にしてみてください。
Contents
余興や出し物を考える際のポイント
忘年会や新年会は、会社が主催となって行うこともあれば、友達同士や近隣の組合など、開催される場は様々です。
どの場面でも、盛り上がる余興や出し物にするために、考える際のポイントを紹介します。
〔全員で参加もしくは楽しめる物を選ぶ〕
職場の忘年会や新年会は、参加する人の年齢や性別がバラバラなことがあるため、行う内容は出席者全員が知っているものを選ぶようにしましょう。
男性のみや女性のみが分かるものでは盛り上がりに欠けてしまう可能性があります。
誰もが知っている出し物を検討することはポイントのひとつです。
〔音やBGMを使って盛り上げる〕
音やBGMを効果的に使いましょう。
会場が居酒屋や他のお客さんが見える場所では、大きな音を出せない場合がありますが、会場が他のお客さんの迷惑にならない場所であれば、音やBGMを上手に使うことがポイントです。
たとえば、クイズなどの出し物を考えている場合には、回答時に「ピンポーン!」という効果音があるだけで、印象が変わります。
音やBGMは参加者の意識を引きつけることもできるため、出し物に合わせたBGMも用意しておくことを検討してみましょう。
〔他の人と同じ内容の出し物は避ける〕
他の人と同じ内容の出し物は避けましょう。
とくに世間で流行っているものは、他の披露者と重複してしまう可能性があるため、調整が必要です。
出し物を披露する人は、どんな出し物があるのかを常に確認することや、同じ出し物となってしまった場合には、1つにまとめて披露することや、幹事の人と調整を行うようにしましょう。
〔場所に応じた出し物を行う〕
会場に応じた出し物を行いましょう。
会場が貸し切り、かつ他のお客さんがいない状態であれば、自由に考えることができますが、居酒屋の一画や他のお客さんが見える会場であれば、迷惑のかからないような出し物を考えましょう。
他のお客さんからクレームが入ることを防ぐため、会場も事前に把握しておくようにしましょう。
〔だらだらと長くなる物は避ける〕
会場によっては、使用できる時間が決まっていることがあるため、だらだらと長くなる物は避けましょう。忘年会や新年会は、全体を通して約2〜3時間程度で行われる傾向があります。
どのタイミングで出し物を行うかは様々ですが、全員が手を止めて参加するものとなれば、時間を取らずに行えるものを検討してみましょう。
また、全員が参加をしなくても、出し物の時間が長ければ長いほど見ていて飽きてしまう可能性もあります。他の披露者のことや、見ている人のことを考え、出し物を選びましょう。
〔下品や不快だと感じるものはやらないようにする〕
忘年会や新年会が仲の良い友達同士の場であれば、下ネタや暴露ネタを披露しても楽しめるかもしれませんが、会社や近隣の組合での忘年会や新年会では、下品なネタほど不快だと感じてしまう人がいることを想定して避けましょう。
披露している人や一部の人のみが楽しんでいるという状況を作らないように意識しましょう。
〔団体で行う場合は練習の時間もしっかり取る〕
1人で行うものではなく、何人かが集まって披露する団体芸は、余興や出し物の定番でもあり、見ている人も盛り上がる可能性があります。
ただし、団体芸によっては、見ていてもつまらないものになってしまうおそれがあります。
団体で芸を披露する際には、練習をしたうえで披露することで出席者の感動も得られる可能性があるため、練習時間を確保する必要があることを留意しておきまましょう。
〔披露の際は元気よく胸を張って行う〕
定番と言われている芸でも、胸を張って元気よく堂々とやることで自然と盛り上がるものです。
自信がなく、中途半端にやってしまうと、逆に場の空気が悪くなってしまうおそれがあります。
何をやるのかではなく、どのように披露するのかで、盛り上がり方も変わるため、自分も楽しみながら全力で行うようにしましょう。
忘年会や新年会に適さない余興や出し物
これらのポイントを踏まえ、実際に忘年会や新年会で披露する出し物で適していないものを紹介するので、参考にしてみてください。
1人で5分を超える出し物 |
全員が参加できる出し物で5分を超えてしまうことは仕方ありませんが、出席者は見ているだけで、団体芸でもない出し物は、最初は盛り上がっても、後半には落ち着いてきてしまうものです。 演奏や歌で5分を超えてしまう曲は、アレンジをして披露することや、メドレーのように何曲かを組み合わせて披露するなどの工夫をしましょう。 |
度が過ぎた下ネタ |
友達同士の忘年会や新年会では下ネタも盛り上がるかもしれませんが、度が過ぎてしまい、服を脱ぐことなどは、会場にも迷惑がかかり、お酒が入っている分、揉めてしまう原因にもなります。 マナーを守った出し物で、周りの状況を考えた行動を取るようにしましょう。 |
未完成の団体芸 |
ダンスや歌を団体で披露するが、練習時間や合わせる時間が取れず、結果、全員の息が合わず揃っていない、音程がバラバラで聞いていて不快、等の出し物は、一気に場の空気を下げることに繋がります。 団体芸は、練習時間も非常に重要となるため、全員が揃わない場合には、1人で行うことや集まれる人のみで行うなどの変更も必要です。 |
【盛り上がること間違いなし】の余興や出し物の一例
モノマネ・一発芸
余興や出し物の定番のひとつとして、モノマネや一発芸があります。
その年に流行っている芸人さんや、テレビで話題のモノマネは、年齢や性別に問わず知っている可能性があるため、盛り上がることが想定されます。
また、会社の忘年会や新年会であれば、上司や同期のモノマネをすることも良いでしょう。
その会に参加している人にしか分からない、共通の笑いが誘えるかもしれません。
テレビで話題となっている人や地名度が高い人のモノマネをする場合は、他の参加者と同じ内容の出し物となる可能性があるため、幹事への確認が必要です。
ヒゲダンス
余興や出し物で行われることがあるのがヒゲダンスです。
音楽に合わせ、投げたマシュマロを口でキャッチするなどのちょっとしたコンビ芸を取り入れ、成功すると盛り上がりも増します。
失敗をしても、音楽があるため、演技でごまかすこともでき、見ている参加者を芸の中に誘い、突然挑戦させるなどの面白さもあります。
ヒゲダンスを知らない人でも、コント内のコンビ芸で楽しむことができるため、参加者全員が楽しむことができる余興や出し物の1つです。
二人羽織
2人1組になり、縦に重なります。
上から羽織を被り、後ろの人は顔が隠れ手だけ前に出ている状態、前の人は顔のみが出ている状態を作ります。前の人の指示に合わせ、後ろの人が手を動かし、前の人が上手に食べることができるかどうかを披露するものです。
指示を無視し、自由に手を動かすことも面白く、チーム戦でどちらが綺麗に食べることができるかを参加者に判定してもらうのも、1つの方法です。
場合によっては、床や服が汚れてしまうかもしれないため、会場や周りの状況を確認した上で行うようにしましょう。
【準備に手間がかからない】余興や出し物の一例
イントロドン
急に余興や出し物を頼まれた際に、携帯1つで行うことができ、会を一気に盛り上げることができるものが、音楽を使ったイントロドンゲームです。
誰もが知っていそう、もしくは話題の楽曲のイントロを2〜3秒流し、参加者になんの曲だったのかを答えてもらうゲームです。
イントロでは当たり前すぎてつまらないという場合は、アウトロでゲームを楽しむことも1つの方法です。イントロよりもアウトロの方が難しく、一気に難易度が上がるため、普通のゲームでは物足りない場合に検討してみましょう。
ジェスチャーゲーム
お題を決め、出されたお題に合わせてジェスチャーをする人と回答者に分かれ、ゲームを行います。
とくに用意するものはなく、普段デスクワークで身体を動かさない参加者が、一生懸命身体を使ってお題を伝えようとする姿は、面白さもあり、盛り上がりにつながる場合があります。
お題を「スポーツ」「動物」などの簡単なものにすると当たりやすくなりますが、「このスポーツをしているのは誰でしょう」「何をしている動物でしょう」のように、お題を難しくして出すことで、ジェスチャーをする人の必死さが増し、ゲームが一層盛り上がります。
【誰でもすぐにできる】余興や出し物の一例
ロープ・手押し相撲
すぐにできる出し物の中には、対戦者が向かい合い、合図に合わせて手を押したり引いたりする手押し相撲があります。
定番の手押し相撲ではなく、短いロープを2本使い、手押し相撲と同じルールでゲームをする方法もあります。
もっと難しくしたい場合には、片足立ちにし、バランス感覚で勝負してみましょう。
片足立ちにする場合は、転んで怪我をしないためにも、座布団やタオルで、クッションを作るといった工夫をしておきましょう。
ビンゴ
ビンゴは定番だからこそ誰でも簡単に参加することができますが、列を揃えるのに時間がかかり、飽きてしまう可能性もあります。
その場合は、数字ではなく、オリジナルのビンゴを作成してみましょう。
たとえば、芸能人の写真をクジにし、ビンゴカードには芸能人の名前を書くことや、社員の幼少期の写真をクジにし、どの社員の写真なのかを当てていく、などの一工夫をすることで、クイズも混ざったビンゴゲームにすることができます。
クイズ大会
会社や友達同士の忘年会や新年会であれば、その会に参加している方達にしかわからない内容をクイズ形式で出題し、正解数を競います。
正解数が多い人には景品をプレゼント、などがあると、クイズに参加する気合いも変わってきます。
「企業理念の〇〇に入る言葉は何?」はもちろんのこと、「この人にしかわからないだろう」という問題をサービス問題として出題すると面白さにつながる場合があります。
問題を工夫することで盛り上がり方も変わるため、出題者の腕の見せ所となります。
【仲を深めることができる】余興や出し物の一例
連結輪くぐり
ロープや紙リボンで、身体が通る大きさの輪っかを作ります。3〜5人のチームを作り、各チーム手を繋ぎます。最初の人の手に輪っかをかけ、手を離さずに、先に最後の人まで輪っかを繋げられたチームの勝ちとなります。
手を離さなければ、寝ることや抱きつくこともOKとなるため、女性チームと男性チームに分かれてゲームを行うといいでしょう。
輪っかを繋げるには、身体を色々と動かすことやチームの協力も必要となるため、社員同士、友達同士の仲も深まります。
アイドルダンス
練習時間を設け、チームワークを生かして有名アイドルのダンスを完コピで披露します。
最初は思うようにできなくても、練習を重ねることで徐々にレベルアップし、チームの団結力が深まります。
団体芸となるため、練習時間の確保は必要となりますが、楽曲に合わせた衣装を身に付け、恥ずかしがらずに全力でアイドルになりきることで、盛り上がることが想定されます。
伝言ゲーム
伝言方法は様々で、背中に文字を描いて伝言していく方法や、口パクで伝言するなどがあります。人数が多ければ多いほど、上手く伝わりにくく、面白い回答に結びつくため、5人以上で行うといいでしょう。
チーム戦となるため、チームの協力が必要となり、普段接点のない人同士でチームを組むことにより、コミュニケーションを取るきっかけにもなります。
【笑いあり感動あり】の余興や出し物の一例
ダンス・歌・演奏
特技を生かした物を披露し、見ている人を圧倒させることや、感動を与える演出に工夫してみる方法もあります。
意外な一面や特技を披露することにより、話しかけられるきっかけにもなります。
感動を与えたい場合には、どのような曲を披露するかも重要です。
つい聞き入ってしまう雰囲気を作れるよう、楽曲にはこだわりましょう。
ムービー・スライドショー
今までの思い出や今後の目標をスライドショーやムービーにして流すことで、笑いと感動を与られる可能性があります。
忘年会であれば1年間を振り返ることができ、新年会であれば1人1人の紹介に加え、新年の目標を発表する場にすることもできます。
仕事中の何気ない写真やイベント時に撮った写真など、あまり見返すことがない写真でも、みんなで見ることで、懐かしさもあり、中には感動する人もいます。
仲の良い友達同士であれば、出会った頃の写真を入れると、より盛り上がる場合があります。
まとめ
忘年会や新年会は、楽しく明るい場であるということを第一に考え、参加者の気分が下がってしまうような余興や出し物は避けるようにしましょう。
また、会場や周りの状況も考え、迷惑のかからないように行うことを意識しましょう。
ただ騒ぐだけ、披露している人のみが楽しい、という状態を作らないためにも、練習時間や準備は必要です。急遽頼まれてしまった場合には、携帯があることで楽しめる、イントロドンや、ジェスチャーゲームなどで場を盛り上げられることがあります。
自信がない、不安、という気持ちを見せないためにも、披露する際には胸を張って元気よく行うことを意識しましょう。