展示会の出展に必要な準備と費用・成功させるためのポイントを解説
2023/7/31
2023/07/31
展示会の出展に必要な準備と費用・成功させるためのポイントを解説
展示会に出展したいけど、何から始めて良いか分からない、という企業の担当者の方は多いのではないでしょうか?展示会への出展を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえて準備を進めることが大切です。
今回の記事では、展示会の出展準備の流れや必要な費用、成功させるポイントについて解説しています。ぜひ参考にしてください。
Contents
展示会の出展に必要な準備とポイント
展示会への出展を決めたら、計画的に準備を進めましょう。展示会への出展準備は、約6か月前から開始すると良いです。また、展示会への出展申し込み期限を事前に確認し、忘れずに対応しておきましょう。
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準備項目の詳しい内容やポイントを知っておくと、スムーズに展示会の準備を進められます。
目的・ターゲットの設定
展示会への出展が決まったら、最初に目的とターゲット層を設定します。目的やターゲットを具体的に設定することで、展示会の出展内容や配布物の選定がスムーズになるでしょう。
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展示する商品やサービスを決める
設定した目的やターゲット層に合うように、出展する商品やサービスを決めましょう。全ての自社商品やサービスを出店すると、アピールしたいポイントが分かりにくくなってしまう可能性があります。アピールしたい商品や、自社の代表的なサービスなどに絞って出展内容を決めましょう。
目標を数値で設定する
事前に設定した展示会出展の目的やターゲット層を考慮して、達成したい目標を数値で設定します。無理な目標は設定せず、実現可能な範囲で決めましょう。また、1度出展した経験がある展示会に参加する場合、前回の目標数値の1.2~1.3倍ほどに目標を設定することをおすすめします。
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集客方法を決める
展示会の主な集客方法には以下のようなものがあります。
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新規の顧客獲得に向けて、より多くの人に展示会について知ってもらうには、SNSや自社サイト、展示会用のLPなどを活用した宣伝がおすすめです。また、既存の顧客に対して展示会のお知らせをしたい場合は、案内状や招待状を送りましょう。
また、展示会当日は、ブースの近くでチラシやノベルティを配布することで、自社を知らずに来場した人にアピールできます。予算に余裕がある場合、コンパニオンを依頼して自社ブースをアピールすると良いでしょう。
予算を設定する
展示会への出展は、出展料やブース制作費用、集客のための宣伝費用などに予算を使用します。展示会でどれくらいの予算を使用できるか、事前に決めて予算内で準備を進めましょう。
予算を把握せずに、ブースの施工やノベルティの制作を進めてしまうと、最終的に費用が足りなくなってしまう可能性もあります。
必ず最初に予算を確認して、大体の内訳を決めておきましょう。
ブースのデザインを決める
展示会でアピールしたい自社のサービスや商品が来場者の目に留まりやすいデザインのブースを作成しましょう。目を引くために全体を派手にしすぎず、アピールしたい商品やサービスが見やすいデザインがおすすめです。
また、ブース内の動線も重要です。ブースの入り口から出口まで、どこに何を設置するか決めましょう。専門の業者に依頼することで、集客につながりやすいデザインや動線のブースが作成できます。
展示会の出展に必要な費用相場
展示会の出展費用の相場は100~1,000万円です。
展示会の出展に必要な費用項目には以下のようなものがあります。
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使用するブースの広さによって料金が異なる。 |
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ブースの広さやデザインの内容によって異なる。出展料と同じくらいに設定する業者が多い。 |
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当日アルバイトを雇用したり、コンパニオンを利用したりする場合は人件費が必要。 |
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当日配布するチラシやノベルティ、スタッフ衣装の制作費用。作成する数や依頼する業者によって費用が異なる。 |
展示会出展のために必要な全体の費用は、利用するブースの広さによって変わることがほとんどです。ブースの大きさごとの費用相場を知っておきましょう。
広さ | 出展料 |
ブースの設営・装飾費用 |
人件費・宣伝費 |
1小間(9㎡) | 30~40万円 | 30~40万円 | 20万円ほど |
2小間(18㎡) | 50~80万円 | 50~80万円 | |
3小間(27㎡) | 60~130万円 | 60~130万円 | |
4小間(36㎡) | 90~150万円 | 90~150万円 |
できるだけ費用を抑えたい場合、案内状をメールで送付し印刷代や郵送料を節約したり、ブースの装飾を自社の従業員で行ったりすると良いでしょう。
展示会出展のための補助金や助成金を活用する
展示会の出展に必要な費用相場は100~1,000万円と高額です。自治体や政府が行っている、展示会への出展のための補助金や助成金の制度をうまく活用しましょう。補助金や助成金を活用することで、展示会の出展に必要や費用を抑えながら自社の商品やサービスをアピールできます。
助成限度額 | 150万円 |
助成率 | 2/3以内 |
補助内容や助成額の上限などは、各自治体によって異なるため、問合せをして確認してみましょう。
オンライン・バーチャル展示会への出展を活用する
最近では、実際の会場に出展し、来場者に足を運んでいただく展示会だけでなく、オンラインやバーチャルで行うケースも増えています。オンラインやバーチャルの場合、無料で出展できる展示会があります。リアルで開催される展示会と比較して、出展のために必要な費用相場が抑えられるため、おすすめです。
また、オンラインやバーチャルの展示会では、来場者が直接会場に足を運ぶ必要がなく、全国各地から参加できるため、多くの人に自社商品やサービスをアピールできるでしょう。
初めて展示会への出展を考えている、という場合は、まずオンラインやバーチャルでの展示会への参加をおすすめします。
まとめ
展示かに出展する際は、最初に目的やターゲットを明確に設定してから準備を始めましょう。展示会への参加には、出展料だけでなく、ブースの設営や装飾、ノベルティ制作費用などが必要です。何にどれくらいの費用が必要かを把握し、予算内で準備を進めることが大切です。費用をできるだけ抑えて展示会に出展したい、という場合は、各自治体が行っている「展示会への出展を補助・助成する事業」を活用しましょう。補助内容や助成額については、それぞれの自治体によって異なるため、直接問い合わせてみてください。