暑気払いの挨拶例文とマナー開会・乾杯・締め・新人の一言まで紹介

2025/7/29

暑気払いの場で「乾杯の挨拶をお願いします」と言われて、焦った経験はありませんか?会社や団体の暑気払いでは、司会や上司が挨拶を求められることも多く、どんな言葉がふさわしいのか悩んでしまう方も多いはずです。

この記事では、開会・乾杯・中締め・新人の一言など、暑気払いのシーン別挨拶例文と気をつけたいマナーを紹介します。あらかじめ流れを知っておけば、安心して自分らしい言葉で挨拶できるはずです。

暑気払いの場では、開会や締めの挨拶が全体の印象や雰囲気を左右します。形式ばらずに気の利いたひと言があると、場が和み、参加者の満足度にもつながります。この記事では、暑気払いで使える挨拶の例文やマナーをシーン別に紹介します。

暑気払いの挨拶はなぜ大切?

暑気払いの挨拶には、場の空気を作るという役割があります。乾杯の挨拶では、参加者のテンションがあがるような盛り上げる空気を作り、締めの挨拶で感謝やねぎらいを伝えることができます。

【暑気払いの挨拶のメリット】

  • 開会の一言で、会のスタートにメリハリをつけられる
  • 乾杯の挨拶で盛り上げ、参加者のテンションを上げられる
  • 締めの挨拶で、感謝の気持ちや労いを伝えられる
  • 一言あるだけで、全体の印象が良くなる

かしこまりすぎず、ちょうどよい距離感の挨拶をこころがけると良いでしょう。

【シーン別】暑気払いの挨拶例文

暑気払いでは、開会・乾杯・締めなど、いくつかのシーンで挨拶が求められる場面があります。それぞれの役割や立場に応じた言葉を用いることで、会の雰囲気がより和やかになり、参加者にとっても心地よい時間になります。ここでは、主なシーンごとの挨拶例を紹介します。

開会の挨拶(司会・幹事)

会の始まりにあたって、参加者に向けて場の雰囲気を整えるのが司会や幹事の役目です。形式ばらず、笑顔で軽やかにスタートできる言葉を心がけましょう。

(開会の挨拶例)

皆さん、本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。ただいまより、〇〇部主催の暑気払いを始めさせていただきます。

連日の暑さを乗り越えるために、今日はしっかり食べて飲んで、夏バテを吹き飛ばしましょう!短い時間ではありますが、どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

乾杯の挨拶(上司・先輩)

乾杯の挨拶は、場の空気をぐっと盛り上げるタイミングです。堅苦しくなりすぎず、ねぎらいや感謝の気持ちを込めて一言添えると好印象です。

(乾杯の挨拶例)

みなさん、こんばんは。連日の暑さの中、お仕事お疲れ様です。

今日は日頃の労をねぎらい、しばし英気を養う場として楽しく過ごしていただければと思います。では、グラスのご準備はよろしいでしょうか?

それでは、乾杯!

中締め・締めの挨拶(上司・締め役)

中締めは、会が完全に終了する前に一度区切りをつけるための挨拶です。たとえば、一部の参加者が先に退席する場合や、ひとまず正式な流れを締めたうえで、その後の自由な歓談に移る際に行われます。一方、締めはその名の通り、会の最後を締めくくる挨拶で、全体をまとめて終了を宣言する役割を持ちます。
中締め・締めともに、簡潔かつ感謝の気持ちを込めて行うのがポイントです。

【中締め】

中締めの挨拶例)

皆さん、本日は暑い中ご参加いただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで、美味しいお食事とお酒を楽しみながら、普段なかなか話せないメンバーとも交流を深めることができたのではないでしょうか。

まだまだお時間ある方もいらっしゃるかと思いますが、ひとまずここで中締めとさせていただきます。
残りの時間も、引き続きリラックスしてお過ごしください。

それでは、今後の皆さんのご健康とご活躍を祈念して――
一本締め、お願いいたします。

【締め】

締めの挨拶例)

皆さま、本日は暑気払いにご参加いただき、本当にありがとうございました。

日々の忙しさの中で、こうして顔を合わせ、ゆっくり話す機会は貴重です。
あらためて、皆さんのご協力に感謝申し上げます。

まだ暑い日が続きますが、体調に気をつけながら、これからの業務もチーム一丸となって乗り切っていきましょう。

それでは、これにて本日の会をお開きとさせていただきます。
お気をつけてお帰りください。ありがとうございました。

新人・若手向けの軽い一言例

暑気払いは懇親の場でもあることから、新しいメンバーや若手の挨拶などを取り入れるケースも想定されます。自己紹介を交えながらのひとことを紹介します。

【フレッシュな自己紹介】

みなさん、こんばんは!今年の春に入社しました○○と申します。

まだまだ慣れないことも多いですが、毎日学ぶことばかりで、とても充実しています。

今日は皆さんと直接お話しできるのを楽しみにしてきました。短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします!

【少し慣れてきた2年目くらいの想定】

みなさん、こんばんは。○○部の△△です。昨年に続き、今年もこの場に参加させていただけてうれしいです!

普段なかなかお話できない先輩方とも交流できる機会なので、たくさん学ばせていただきたいと思います。

ぜひいろいろ教えてください。よろしくお願いします!

【ユーモアを交えたパターン】

こんばんは、新人の○○です!入社してからというもの、毎日が本当にあっという間で…気づいたら夏が来てました(笑)

今日はたくさん食べて、飲んで、皆さんのパワーを吸収したいと思っています!どうぞよろしくお願いします!

暑気払いの挨拶で気をつけたいマナー

暑気払いは、和やかな雰囲気の中で行われる会ですが、挨拶には一定のマナーや気配りが求められます。とくに「ウケ狙いすぎ」「長すぎ」「上から目線」といった要素は、場の空気を壊してしまう可能性があるため注意が必要です。

  • 長すぎない挨拶を意識する

開会・乾杯・締めの挨拶は、いずれも1〜2分以内におさめるのがベストです。だらだらと話し続けると、聞いている側も集中力が切れがちです。簡潔に、ポイントを絞って話しましょう。

  • ウケを狙いすぎない

場を和ませようとする気持ちは大切ですが、過度なジョークや身内ネタは逆効果になることも。初対面の人もいる場では、誰もがわかる話題や無難な言い回しを選ぶのが安心です。

  • 上から目線の話し方は避ける

たとえ役職が上でも、「飲みすぎるなよ」や「ちゃんと盛り上げてね」などの一方的な指示口調は避けましょう。あくまで「労い」や「感謝」を軸に、柔らかい表現を使うことをおすすめします。

  • 参加者全体への配慮を忘れずに

特定の部署や人物に偏った話ばかりだと、他の参加者が置いてけぼりになることもあります。「皆さんのおかげで」など全体を意識したフレーズを交えると、より良い雰囲気になります。

暑気払いの挨拶で雰囲気よく、楽しい場を演出しよう

暑気払いは、ただの飲み会ではなく、暑い夏を乗り切るための「労い」と「交流」の機会でもあります。そんな場の冒頭や締めに行う挨拶は、会全体の印象を左右する大切な役割を担っています。

丁寧で心のこもった挨拶は、参加者の気持ちをほぐし、会の雰囲気を和やかにしてくれるもの。役割に応じた例文を参考に、あなたらしい言葉で、心を込めて伝えてみてください。