暑気払いとは?納涼会との違いや飲み会で使える挨拶を解説
2023/7/31
2023/07/31
「暑気払い」という言葉を聞いたことはありますか?「暑気払い」は、主に夏に行われる日本のイベントです。納涼会とは何が違うのでしょうか?今回の記事では、「暑気払い」の意味や納涼会との違いについて詳しく解説しています。
また、「暑気払い」のためのイベントで使える挨拶文についても紹介しているので、幹事の方はぜひ参考にしてください。
暑気払い(しょきばらい)の意味
暑気払いは、体の中にある熱気を取り除き、暑い時期を元気に過ごすためのイベントです。
漢方医学で、暑さや寒さが原因となる体の不調のことを「六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)」と言います。暑い時期の六淫である「暑邪」「湿邪」は、体内に熱がこもりだるさを感じると言った不調をもたらします。
暑気払いで、食事や飲み物でスタミナをつけ、体の熱を冷まし「暑邪」「湿邪」を追い払いましょう。
時期
暑気払いを行う時期は、具体的に決まっていません。暑さを感じる夏の時期に行いましょう。
6月後半の夏至から8月後半の処暑の時期を目安に開催すると良いです。早すぎたり、遅すぎたりしないよう、目安を参考にして暑気払いのイベントの日程を決めましょう。
食べ物・飲み物
暑気払いでは、熱を冷ましたり夏バテを防止したりする食べ物や飲み物を楽しみます。
食べ物 |
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飲み物 |
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暑気払いの食べ物についての詳しい解説は以下の記事でご確認ください。
暑気払いと納涼会の違い
夏のイベントとして、暑気払いだけでなく「納涼会」があります。
暑気払い |
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納涼会 |
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納涼会は、梅雨が明けてからお盆くらいまでの時期で行われます。夕涼みをしながら、水辺や木陰で暑さを忘れて食事やお酒を楽しみましょう。
暑気払いのイベントで使える挨拶文
暑気払いのためのイベントを開く場合、幹事や参加者が挨拶をするシーンがあります。夏の暑い時期らしい挨拶を知って、参考にしましょう。
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開会の挨拶
開会の挨拶は、幹事が行います。
暑い中参加してくれたお礼と、暑気払いを行う目的を参加者に伝えましょう。
みなさま、毎日の猛暑の中、お仕事お疲れ様です。本日はお集まりいただきありがとうございます。 今宵は、暑気払いとして美味しい食事と飲み物を楽しみ、今年の暑さを元気で乗り切りましょう。 |
はじめの挨拶・乾杯の挨拶
はじめの挨拶と乾杯の挨拶を分けて行う場合、役職が1番高い人と3番目に高い人が行います。はじめの挨拶と乾杯の挨拶をあわせて行う場合は、役職が1番高い人に依頼しましょう。
それでは、暑さに負けないように大いに楽しみましょう!乾杯! |
中締めの挨拶
中締めの挨拶は、参加者の中で2番目に役職が高い人に依頼しましょう。中締めの挨拶が終わったら、幹事はラストオーダーや退出の時間をアナウンスします。
(幹事)宴もたけなわではございますが、そろそろお時間が近いので、中締めの挨拶を○○さんお願いします。 (担当者)今年は例年より暑い夏と言われていますが、日々一丸となり乗り越えましょう。本日はお集まりいただきありがとうございました。 (幹事)○○さん、ありがとうございました。ラストオーダーは20:30、退出時間は21時となっております。みなさん最後までお楽しみください。 |
締めの挨拶・閉会の挨拶
締めの挨拶は、役職が2番目に高い、中締めを担当した人とは別の人に依頼しましょう。締めの挨拶のあと、幹事が閉会の挨拶をします。
(担当者)みなさん本日は楽しんでいただけましたか?まだ飲み足りないという方は、二次会を準備しておりますのでぜひご参加ください。 それでは、今年の夏も暑くなりますが、元気に乗り越えましょう。 最後に、恒例の一本締めでお開きにしたいと思います。 ~一本締め~ (幹事)それではみなさん本日はありがとうございました。お近くの扉からご退場ください。 |
まとめ
暑気払いは、夏の暑さを身体から取り除き、体の不調を解消するためのイベントです。冷たい飲み物を飲んだり、夏バテ防止に効果がある料理を食べたりすることで、体の中から暑さを取り除きます。
また、暑気払いを行う時期に決まりはありません。幹事になったら、暑気払いにぴったりな食事が楽しめる会場を予約し、開会や閉会の挨拶を上司や同僚に依頼しておきましょう。