内定式では何をする?当日の流れや内定者が準備しておくことを解説

2022/6/23

2024/09/30

内定が決まった企業から内定式の案内が来たけれど、内定式で何をするのか、どんな準備が必要なのかわからなくて困っていませんか。

春から勤める企業の上司、先輩や他の内定者に悪い印象を残さないように、しっかり準備して臨みたいですよね。

そこで今回は、内定式当日の流れや事前準備、内定式後のお礼のメールについて解説します。

当日の流れを把握し準備しておくことで、内定式参加への不安を解消しましょう。

内定式は内定通知と社風を伝える場になる

内定式とは、企業が内定者に対して正式な内定通知を行う式典のことです。内定式を通じて内定者の企業への理解を深め入社後のイメージをしやすくする目的があります。

社長や役員が同席することも多く、内定者に企業の理念や社風などが伝えられる場にもなります。

また、内定式の当日は懇親会が開催されることもあります。懇親会で先輩社員や他の内定者たちと交流を深め、社内の雰囲気や入社前の不安などを解消する場として活用しましょう。

内定式当日の流れ

一般的な内定式の当日の流れを紹介します。

企業によって異なりますが、式典は1〜2時間程度の長さだと考えておきましょう。

【内定式当日の流れ】

●       社長や役員の挨拶・講話

●       内定証書授与

●       今後のスケジュールなどの事務連絡や書類提出

●       内定者自己紹介

●       内定者懇親会

 

社長や役員の挨拶・講話

内定式では、内定者に向けて社長や役員から挨拶や講話があります。

企業の経営理念や事業の紹介、内定者にどんな社員になってほしいかの期待が伝えられることもあるでしょう。

内定者にとっては企業の目標や社風への理解を深められる貴重な機会です。

これから企業の一員となる自覚を持って、話をしっかり聴きましょう。

内定証書授与

内定証書の授与は、内定式のメインといえるプログラムです。

社長から内定者一人ひとりに内定証書が手渡される企業もあります。

内定証書は、正式な内定をもらったという証明になる書類です。

社長から内定証書を直接受け取るときは、失礼がないようにお辞儀をしてから両手で受け取りましょう。

受け取った証書はクリアファイルに入れて保管するなど、大切に扱ってくださいね。

今後のスケジュールなどの事務連絡や書類提出

内定式では、今後のスケジュールなどの事務連絡や必要書類の提出が行われます。

健康診断や内定者インターンなどのスケジュールの案内が伝えられるので、忘れないようにメモを取っておくのがおすすめです。

入社承諾書などの必要書類も提出するので、事前にしっかり準備して忘れないようにしておきましょう。

内定者自己紹介

多くの内定式で内定者の自己紹介の時間が設けられています。

時間指定がない場合は自分の名前と出身校、入社後の抱負などを1〜2分程度で簡潔に伝えましょう。

【自己紹介例】

はじめまして、〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇(自分の名前)と申します。

大学では〇〇を専攻し、〇〇を卒論のテーマとして研究しました。

 

1日でも早く仕事に慣れて、売り上げに貢献できる人材になれるよう努力してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

内定式の当日に慌てないよう、自己紹介の内容を事前に準備しておくことをおすすめします。

内定者懇親会

内定式当日には多くの企業で内定者懇親会が開催されます。

内定者懇親会の形式は企業によってさまざまで、食事会やグループワークが行われる場合もあります。

内定者懇親会はどのような形式であっても、内定者同士や先輩社員たちと交流を深めることを目的に開催されるものです。

内定者懇親会で交流して顔見知りになっておくことで、入社後にコミュニケーションをとりやすくなります。

内定式に出席する前に準備しておくこと3つ

内定式に安心して参加するために、内定式までに以下の3つを準備しておきましょう。

【内定式に出席する前に準備しておくこと3つ】

●       身だしなみを整えておく

●       必要な持ち物を準備しておく

●       内定式で行う自己紹介を考えておく

身だしなみを整えておく

身だしなみは第一印象を大きく左右します。

社会人として恥ずかしくない、清潔感のある身だしなみで内定式に参加しましょう。

内定式の案内で企業側から服装の指定がない場合、リクルートスーツを着ていけば間違いありません。

企業側から「私服指定」の案内が来ても普段着は着用せず、ビジネスカジュアルな服装を選びます。

ビジネスカジュアルとは、スーツより堅苦しくなく、ビジネスの場においても相手に不快感を与えない服装のことです。

明確なルールはなく企業によって線引きが異なるので、迷う場合はリクルートスーツを着ていきましょう。

服装はもちろん、髪色と髪型にも注意が必要です。

清潔感があり、好感が持てるように髪色と髪型を整えましょう。

髪色を明るくしすぎている場合は暗めに戻しておきます。

髪型は表情が隠れないように、男性であれば短く整え、女性で髪が長い人はまとめるなどしておくといいですね。

必要な持ち物を準備しておく

内定式への参加にあたって忘れ物をしないために、内定式で必要となる持ち物は前日までに準備しておきましょう。

【持ち物例】

●       内定承諾書などの提出書類

●       メモ帳

●       筆記用具

●       印鑑

●       クリアファイル

●       名刺入れ

●       A4サイズのビジネスバッグ

内定式で提出する書類は企業からメールなどで事前連絡があります。

内定承諾書や成績証明書など、記入が必要なものには記入し、学校から取り寄せる必要があるものは学校に申請して入手しておきましょう。

提出書類以外にも、筆記用具や印鑑、クリアファイルも持っておくと安心です。

内定式では、その場で書類に記入したりメモを取ったりすることがあります。

また、内定式で資料が配布されることもあるので、クリアファイルがあると資料を折り曲げずにバッグにしまえてスマートに見えますよ。

持ち運びには、クリアファイルなどが入るA4サイズのビジネスバッグが適しているでしょう。

内定式で行う自己紹介を考えておく

当日に慌てないよう、内定式の中で行われる自己紹介も事前に考えておきましょう。

自分の名前と出身校、入社後の抱負などを1〜2分で話し終えられるように準備します。

自己紹介に学生時代に打ち込んだことや趣味などプライベートのことも盛り込めると、内定者懇親会の場などで話が盛り上がることもありますよ。

企業側から時間や内容の指定がある場合は、指定内容に合わせて対応しましょう。

内定式ではビジネスマナーを意識して行動しよう

内定式に参加するときは、ビジネスマナーを意識して行動しましょう。

【内定式に参加するときに守るべきマナー】

●       時間厳守

●       丁寧な言葉遣い

●       挨拶を忘れない

●       周囲への気遣いの言葉

●       明るい表情

内定式への遅刻は厳禁です。時間厳守で行動します。

そのためには会場までのアクセスや移動手段についても下調べをしておきましょう。

内定式開始時刻の15〜20分前を目安に、現地に早めに到着できていると安心ですね。

言葉遣いにも注意が必要です。

たとえ内定者同士で話すときでも、友達と話すような言葉は使わず、丁寧語を使いましょう。

すれ違った人へのお辞儀や挨拶、「恐れ入ります」「よろしくお願い致します」などの周囲に配慮する言葉も忘れないように気をつけます。

社会人になるという自覚を持ち、社会人として恥ずかしくない振る舞いを心がけましょう。

内定式の後はお礼のメールを送ろう

内定式後にお礼メールを送ることは必須ではなく、送らなくても失礼にはあたりません。

ただし感謝の気持ちを伝えたいと思う場合は、人事担当者や先輩社員など、感謝を伝えたい相手にお礼のメールを送りましょう。

【内定式後のお礼メール例】

人事部 〇〇様

 

お世話になっております。

本日は内定式に参加させて頂き、ありがとうございました。

 

内定式では、貴社の経営方針や先輩方の仕事への思いなど貴重なお話を伺うことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

貴社の一員として早く貢献できるように精進してまいります。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

 

略式ながらメールにてご挨拶させて頂きます。

お礼のメールを送る場合は内定式当日、または翌日までに送ります。

何日も経ってから送ってもお礼の意味が薄れて、感謝の気持ちが伝わりづらくなるからです。

入社後の意気込みなどもあわせて伝えられると、先輩社員も喜んでくれるかもしれませんね。

内定式のお礼メールについては「内定式後のお礼メールを送るタイミングやメールの例文を紹介

まとめ

今回は、内定式の当日の流れや参加にあたっての事前準備、注意事項を紹介しました。

 

企業の一員になる、社会人になるという意識を高め、同期や先輩、上司との交流も図れる内定式。

しっかり準備して臨めば充実した時間になることでしょう。

 

内定式当日は社会人として恥ずかしくない振る舞いを意識し、社会人としての一歩を踏み出してくださいね。