意外と知らない?フルコースのテーブルマナー!マナーのポイントを紹介します。
2022/2/18
2022/02/18
フルコースの食事会などに参加することになると、テーブルマナーをしっかりしないといけないと不安に感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、ポイントさえ押さえておけば、緊張することなく食事を楽しむことができます。
今回の記事では、フルコースのテーブルマナーとしてカトラリーやナプキンの使い方、コース料理の流れなどのポイントを紹介します。
結婚式やコース料理のお食事会に参加する前に是非、確認してみてください。
Contents
フルコースのテーブルマナー「カトラリー」の使い方
フルコースでは、フォークやナイフなどのカトラリーも使う順番や置き方などにマナーがあります。1つずつ確認していきましょう。
カトラリーは外側から順番に使う
テーブルには様々なカトラリーが並んでいます。料理の内容によって変わることがありますが、基本的には外側から順番に使用していきます。
カトラリーを使用する際には、人差し指を添えて肩の力を抜き、ひじを張りすぎないようにしましょう。食器とカトラリーでカチャカチャと音を立てることが無いように気を付けてください。
食事の途中でカトラリーを置く時は「ハ」の字型に
飲物を飲む、会話を楽しむという場面では、カトラリーを一度置くことがあります。
このような時は「まだ食事中です」ということがわかるように、ナイフは刃を内側に、フォームは背を上にしてお皿の上に八の字型で置きます。
食事の途中でフォークやナイフなどが落ちてしまった場合には、焦らずそのままで大丈夫です。スタッフの方が拾って交換してくれますので、自分で拾わずそのままにしましょう。
食事が終わったらカトラリーは右斜めに揃えて
食事が終わったら、フォークとナイフをお皿の右斜めに揃えて置きます。フォークは、食事中とは反対に背を下にしてください。
フルコースのテーブルマナー「ナプキン」の使い方
ナプキンは、最初のドリンク、料理が運ばれたタイミングで広げます。
2つ折りにしてから折り目を自分側に向けて膝の上に乗せます。口や手が汚れた時はナプキンの内側の端を使って拭きましょう。
食事の途中で席を立つ場合は椅子の上にナプキンを置く
食事中に退席することは基本的にはNGです。やむを得ない場合は、ナプキンを軽く半分に畳み、椅子の上もしくは背もたれにかける形で置きます。
食事が終わったらナプキンはテーブルの左側に置く
食事が終わり退席する時はナプキンをテーブルの左側に置きます。この時に、丁寧に畳むと「料理がイマイチだった」というサインになってしまうので、ナプキンは丁寧に畳まずに
軽く畳む程度にしておきましょう。
また、ナプキンでテーブルやグラスを拭くこともマナーとしてはNGです。口や手以外の場所は拭かないように注意してください。
フルコースの料理の流れ
一般的なフルコースの場合は7品目と言われていますが、お店によって前菜の前にアミューズがつく8品目、肉料理の後にサラダとチーズが入る11品目があります。
ここでは、7品目のフルコースの流れを紹介します。
1.前菜(オードブル)
魚や肉、野菜などで綺麗に盛り付けされて提供されます。ナイフとフォークで1口サイズに切って口に運びましょう。
好きなものから食べるのが一番ですが、味の淡いものから順番に口にいれていくと、すべての前菜の味をしっかりと味わうことができます。
2.スープ
スプーンを前から奥に向かって動かし、スープをすくいます。音を立てずに流し込むようにいただきましょう。
スープが少なくなったら、左手でお皿を少し傾けてすくいやすいようにしましょう。
この時に、お皿を完全に持ち上げるのはNGです。最後まで食べきらず、スプーンですくえなくなったら終わりにしても大丈夫です。
3.魚料理(ポワソン)
魚の中骨、筋に沿ってナイフを入れ、できるだけ崩さないように切り、魚の左側からいただきます。
ナイフの代わりにフィッシュスプーンが付いてくることもある
ナイフの代わりにフィッシュスプーンが付いている場合があります。
フィッシュスプーンが付いてきたら、フォークで押さえ、ナイフの代わりにフィッシュスプーンで身を切ります。そして、そのままフィッシュスプーンでソースをすくいながらいただきます。
4.口直し(ソルベ)
ソルベは魚料理と肉料理の間で提供されます。口の中の魚の匂いを、レモンなど柑橘系のシャーベットでリセットさせるという意味があります。
5.肉料理(ヴィアンド)
魚料理と同じように、左側から切り分けます。最初にすべて切り分けるのはNGです。食べるごとに一口ずつ切り分けて口に運びましょう。
お肉がなかなか切れない場合は、あまり力を入れずに押すときよりも引くときに力を軽く入れてみてください。
6.デザート(デセール)
アイスやケーキ、フルーツなどが提供されます。食べ方は味の薄いものから順番にいただきますが、アイスのように溶けてしまうものは先に食べても大丈夫です。
高さのあるケーキやデザートは、崩れてしまう可能性があるので、初めから倒して食べるようにしましょう。
デザート前にアヴァンデセールが提供されることも。
デザート(デセール)の前にアヴァンデセールが提供される場合がありますが、これはデザートの前の一皿という意味で、デザートが二種類味わえるのでお得な気分になりますね!
7.お茶菓子とカフェ(プティフール・カフェ)
カップは右手で持つことがマナーです。持ち手が左側にある場合は、持ち手が右側にくるようにカップを回しましょう。ソーサーは持ち上げず、カップだけを持ち上げてください。プティフールなどのお菓子は直接手で食べてOKです。
フレンチとイタリアンだとカフェのタイミングが少し違う?!
フレンチのコースでは、デザートが提供されるとすぐにカフェが運ばれることが多いですが、イタリアンの場合はデザートが食べ終わったタイミングで提供されることがあります。
イタリアンでアイスが使用されたデザートの場合、カフェを待っているとアイスが溶けてしまうので、アイスが美味しい状態で召し上がって下さい。
パンはいつ?どのタイミングで食べれば良いの?
フルコースでは早い段階でパンが提供されます。パンを食べるタイミングは特にきまっていません。
どのタイミングで食べても大丈夫です。
食べる際には、パンくずが飛び散らないようにパン皿の上で一口サイズにちぎって口に運びます。パン皿が用意されていない場合は、テーブルクロスの上に直接置いて、食事をしているお皿の上でちぎって食べるようにしましょう。
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