表彰式・授賞式の会場探しのポイントや式場のレイアウトについて解説

2021/11/1

2021/11/01

表彰式・授賞式の会場としてふさわしい会場は広くて壇上があるなど、いくつかのポイントがあります。また、人数によってはレイアウトも工夫しなければいけません。

また、なぜ表彰式・授賞式をするのかを今一度考えてみると、より会社やチームにふさわしい会場も選びやすくなることでしょう。

今回の記事では、表彰式・授賞式はそもそも何故行うのか?という背景とともに、ふさわしい会場のポイントとレイアウトについて、わかりやすくお伝えします。

エンゲージメントと「褒める」文化

部下を褒める上司

出典:PIXTA

表彰されることの醍醐味は「学校や企業などの法人が個人の頑張りをよく見ていて、評価してくれる」という点です。頑張ったことが褒められれば人は素直にうれしいものですし、自己肯定感や次への仕事へのモチベーションにもつながります。

日本では一般的に、学校を卒業して社会人になると公の場で他人から褒められる経験があまりありません。そのため、表彰式・授賞式は社員にとって自分の頑張りが認められる数少ないイベントとなります。

「エンゲージメント」とは、企業の人事戦略でよく使われる言葉です。表彰式・授賞式をしっかり実施することで社員の頑張りをほめたたえる企業は、社員とのつながりが強く、社員のエンゲージメント(=仕事への充実した前向きな気持ち)指数が高くなると言われています。

そのため、若い社員や中途入社の社員の離職率を低くする効果も期待できます。

表彰式・授賞式をする組織・しない組織の特徴

とは言え、世間では頻繁に表彰式・授賞式をする組織とそうではない組織との差があります。表彰式・授賞式をする組織は比較的規模が大きいか、または外資系やベンチャーなど「褒める文化」が根付いている企業が目立ちます。

  • 表彰式・授賞式をする組織の特徴

(その1)大学や公共財団など公的な組織、または大手企業である
(その2)ベンチャー企業で社員のモチベーションアップに積極的な企業である
(その3)昭和体質な中小企業で、表彰式・授賞式が社内の定番イベントになっている

一方、表彰式・授賞式をしない組織はそもそも従業員人数が少ない個人経営の事業者などです。例えば従業員数が5名の会社ではわざわざ表彰式をしようと考える事業主は少なく、昇給など別の方法で「褒めて」いるのかもしれません。

  • 表彰式・授賞式をしない組織の特徴

(その1)従業員人数20名以下などの小規模企業である
(その2)昭和体質な中小企業で、表彰式・授賞式が社内の定番イベントになっていない
(その3)イマドキの若者が多い企業で、表彰式・授賞式をする雰囲気にない

今の時代の若者・社員に合った表彰式・授賞式をしよう

社会人になるとなぜか「会社での表彰式に出たくない」「いらない」と考える方もいらっしゃいます。小学生の時に学校で賞状をもらう、大学生が論文で賞をとるなど、学生のときは表彰されて素直にうれしいものなのに、なぜ社会人になってからは表彰されることに疑問を感じる人がいるのでしょうか。

  • 【理由1】会社に依存していない
    いまの時代は終身雇用制も崩壊しており、優秀な若者の中には海外に飛び出て就職をする、自分で起業をするデジタルネイティブなど多様な価値観をもつ若者もいます。そのため、以前よりも「企業に対する社員の忠誠心」は薄れています。実力があり自分の世界観を持つ若者の中には、他社からの評価は気にせず、自分のタイミングで離職や転職を決めていく方も多いです。
  • 【理由2】会社が気に入る社員ばかりが表彰されて不公平
    一方、会社の中で頑張っているのにいつも評価されず、同僚や先輩など一目を引く人物ばかりが表彰される、と不公平さを感じている社員も少なからずいます。そうした彼らの中には表彰式や授賞式に参加しても面白くなく、モチベーションアップのきっかけにはなりません。

いずれのケースでも、既存の制度を見直し社員のモチベーションにつながる表彰制度を導入する、いつもはスポットを浴びない社員に注目するなどの打開策はあります。マンネリで表彰式・授賞式を行うのではなく、社員や学生のことを考えアップデートすることも大切です。

例)

  • 上司から一方的に表彰するのではなく社員間での投票にする
  • 会社に依存しない社員でも表彰されてうれしい制度(チーム制など)を導入
  • 表彰の対象を定期的に変えていく など

表彰式・授賞式に合ったレイアウト

表彰式・授賞式をする際、幹事担当者はレイアウトを考慮して会場選ぶことも重要なポイントです。スライドの上映がある場合は「シアター形式」、セミナーのよう書類を配布するのであれば「スクール形式」など、ここではレイアウトの特徴について解説します。

表彰者される人と表彰する人の配置は重要

上手と下手の位置イラスト

普通の宴会と違い、表彰式・授賞式ではステージがあります。会場の都合でステージが設置できない場合は、参加者が見えやすい位置にスペースを確保し、司会台を設置すればステージの代わりになります。

通常、正面から見て舞台の右手が「上手(かみて)」、左手を「下手(しもて)」と言います。表彰式・授賞式の会場を抑える際に、表彰される人と表彰する人の立ち位置もなんとなくイメージしておきましょう。

  1. 【表彰される人の2種類の立ち位置】
    1.客席から立って移動・・・周囲のサプライズを誘える、ドラマチックな演出になる
    2.ステージ脇でスタンバイしてから移動・・・オーソドックスなスタイル
  2. 【表彰する人の2種類の立ち位置】
    1.司会に呼ばれて移動・・・オーソドックスなスタイル
    2.司会と表彰する人が同じ・・・少人数の企業が行うスタイル

ステージは見やすい位置にセッティングする

ステージ

画像素材:ハンターガイダー

スライドや座席からの見え方を考慮し、ステージが全座席からきちんと見える位置なのかを会場担当者と確認しましょう。また、司会や表彰される人はステージから近い方がよいです。会場の広さが狭い場合は(50㎡以下など)必然的にシアター形式しかできず、できるレイアイウトに制約があります。

少人数(~50名)の場合

一般的に50名以下で表彰式・授賞式を行う際は、前方にスクリーンとステージを設置するシアター形式とスクール形式でレイアウトします。いずれもテーブルはなく椅子のみのセッティングなので、後片付けしやすくレイアウトの自由度も高いです。

シアター形式 スクール形式
シアター形式 スクール形式

シアター形式とスクール形式は似ていますが、スクール形式では中央に通路を設置し、講師や司会役の人が通りやすいようなレイアウトになっています。50名以下では使用するスクリーンは一つあれば十分です。

100名~200名未満の場合

洋風の舞踏会のように、円形のテーブルを交互に並べた形式が「円卓(えんたく)形式」です。表彰式・授賞式のあとに食事も振る舞う、懇親会を兼ねた式の場合はこのレイアウトが良いでしょう。

正餐形式
正餐形式

また、特に食事はつけない場合は前述したシアター形式またはスクール形式でも進行は可能です。スクリーンの数は1つでは少なく感じるため、左右や前後などに2つのスクリーンを設置すると参加者全員が見やすい環境になります。

大人数(200~300名以上)の場合

より大人数で表彰式・授賞式を行う場合は、250~300㎡以上ある宴会場を確保しましょう。一つの会場のみで面積が足りなくても、隣接する会場の仕切りを取り外し、二つの会場を合体させられる会場もあります。レイアウトは食事ありでは円卓、食事なしではシアターまたはスクール形式で行います。

人数が多い表彰式・授賞式は、会場の入り口で受付をすると大変混雑します。そのため、会場隣のロビーなとも合わせて借りることをオススメします。

チャペルがある会場が表彰式・授賞式に最適な理由

せっかく表彰式・授賞式をするのであれば、表彰される人が嬉しくなるラグジュアリーな空間を選んではいかがでしょうか?チャペルは結婚式にのみ使われるというイメージがありますが、実は、企業などでチャペルを会社イベントに使うところは意外に多いのです。

表彰される感動が深まり、ステージに注目が集まるから

ホールガーデンチャペル

画像素材:ハンターガイダー/渋谷ラグナヴェールアトリエ

結婚式場や宴会場を全国展開しているエスクリでは、定期的に法人がチャペルを表彰式・授賞式などの利用で予約を受けています。例えば、渋谷のラグナヴェールアトリエでは場所柄コスメやアパレルを扱う企業の予約が多いとか。

  • ラグナヴェールアトリエ(渋谷)
住所 東京都渋谷区宇田川3-7ヒューリック渋谷公園通りビル
アクセス JR・東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩5分

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また、大阪ではチャペルのある会場を表彰式やお酒のプロモーションイベントに使用した法人様もいらっしゃいました。チャペルが人気の理由として、非日常感が演出でき、神聖な雰囲気で式典ができるため社員の評判も上々だそうです。

  • ラグナヴェールプレミア(大阪)
住所 大阪府大阪市北区梅田3丁目1−3 ノースゲートビルディング 28F
アクセス JR大阪駅直結、各地下鉄梅田駅より徒歩1分

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会議室に装飾した会場よりプレミアム感が強い

画像素材:ハンターガイダー/汐留ルミヴェール東京

会社で行う飲み会やイベントの人気がなくなっていく中、会社などの組織はもっとイベントに個性やプレミア感を出してもよいのかもしれません。普段生活していてなかなか訪れることのないチャペルで表彰式・授賞式を行えば、表彰式・授賞式自体がルーチンイベントになりづらくなります。

非日常を感じるプレミアム感のある会場で表彰式を行えば、表彰された社員には生涯の感動となることでしょう。

エスクリの会場で表彰式・授賞式をしよう!

会社の社員や上司達

出典:PIXTA

表彰の対象とならなかった方も、エスクリの会場ならオプションで結婚式のシェフが手掛ける食事をセットにつけることもできるので、引き続き慰労会として参加できます。

ラグジュアリーでリゾート感覚あふれるエスクリの会場なら、参加する社員が「この会社スゴイ」と表彰式を実施する企業を違う目で見ることでしょう。

エスクリのラグジュアリーな表彰式・授賞式向けの会場を検索するならコチラ!↓

https://partyhunter.jp/

まとめ

表彰式・授賞式は社会人となった大人が公で褒められる、数少ないイベントのひとつです。実施する企業はすべてではありませんが、若手社員やマンネリを感じている社員のモチベーションアップには効果的です。

いつも通りの会議室を予約するのもいいですが、表彰式・授賞式には「チャペル」が厳粛なムードの中で式を進行できるため、オススメです。