オンライン歓迎会を盛り上げよう!クイズ・自己紹介などの当日の流れ

2021/7/2

2021/11/01

オンライン歓迎会では、実際に顔を合わせずとも、ネット回線とスマホさえあれば、気軽に新しい仲間を歓迎することができます。

しかしその一方で、オンライン歓迎会に関心があっても「段取りがわからない」「一緒に食事ってできる?」と疑問を持つ方も少なくありません。

そこで今回は、オンライン歓迎会を開く予定の幹事さんに向け、オンライン歓迎会を盛り上げるためのコツと具体的な流れをご紹介します。

オンライン飲み会の発展形!「オンライン歓迎会」とは?

出典:PIXTA

「オンライン〇〇」という言葉は2020年に流行語大賞のトップ10にもノミネートされ、私たちの日常で身近になった言葉ですよね。特に、「オンライン飲み会」は20代の若者を中心に一時的に社会的ブームともなり、約40%の方が参加した経験を持ちます。

オンライン歓迎会は、オンライン飲み会の発展形です。オンライン飲み会の参加者は20代がメインでしたが、オンライン歓迎会についても20代を中心とした若い年齢層の方が参加されているようです。

気軽に開催できる&コミュニケーションが深まる

通常の歓迎会を開く場合、幹事は①店の予約②会費の徴収③店への連絡、といった3つのことを最低限行わなければいけませんでした。しかし、オンライン歓迎会であればそれらの全てが必要なくなるのです。(食事なしの歓迎会の場合)これは、幹事にとって気軽に開催しやすい要因となります。

オンライン歓迎会を開けば、人と人とのコミュニケーションが活発化します。

新卒や中途入社での内定者でいきなりリモートワークの場合、心理的な緊張からストレスとなることもあります。オンラインだとしても歓迎会を開けば、次に会う時に会話がスムーズになります。オンライン歓迎会は、新入社員や新しい仲間の緊張を解きほぐす「アイスブレイク」として利用価値が大です。

(アイスブレイクとは?)
初対面の人が出会う場面で、その緊張を解きほぐす手法。

「ZOOM」を使うので遠隔地でもOK

通常の歓迎会の開催場所は、会社の中の一室や居酒屋など、どこか特定の場所でした。これに対し、オンライン歓迎会の場所はインターネットを介したパソコンやスマホの画面上です。ビデオ会議アプリの「ZOOM」を使えば、リモートワーク中で離れた場所の相手とも、顔を合わせながら気軽に会話を楽しめます。

(ZOOMを使えばオンライン歓迎会が手軽です)

ZOOMはパソコン・スマホ・タブレットで使えるビデオ会議アプリケーションです。無料で使え、面倒な会員登録も必要ありません。

~必要な準備~

  1. Wi-Fi(LTEや4G・5G回線だと動きが遅い場合があります)
  2. パソコン・スマホ・タブレットのいずれか(人数が4名以上の場合はパソコンをオススメします)
  3. (端末の機種が古い場合のみ)Webカメラとマイク

オンライン歓迎会の幹事は、メールやLINEで参加者へZOOMで作成したミーティングのURLと日時を連絡すればOKです。単なる会話だけのオンライン歓迎会であれば、これだけですぐに開催できます。

オンライン歓迎会を「楽しかった!」にするための3箇条

オンラインでパーティーを楽しんでいる図

出典:PIXTA

店の予約や会費の徴収は必要ないですが、オンライン歓迎会をより歓迎会らしく盛り上げるには、以下3つのコツを意識すると成功率が上がります。

(その1)幹事・司会は必ず必要

オンライン歓迎会でも、実際の歓迎会と同じで「幹事」と「司会」は必要です。ただの飲み会ではないので、誰かが進行をしないと、新しく入る仲間は気まずい思いをしてしまいます。

オンライン歓迎会の幹事としてすべきことは、主に以下の内容です。全てスマホ1つでできる作業なので、スキマ時間をうまく使えば、効率的に準備ができます。

(幹事がすること)

  1. 日程・日時を決める
  2. 参加者に通知する。(歓迎会用LINEグループを作りましょう)
  3. コンテンツ(レクリエーション・食事の有無など)を決める
  4. コンテンツに必要な予約をする
  5. 出欠席を取る
  6. 当日の案内を送る

続いて、司会がするべきことをご紹介します。同じチームの一員とは言え、まだ実際に会ったことがない人、最近会っていない人といきなり仲良く話すのは難しいことです。司会がすべきことは、歓迎会の最初と最後の挨拶、自己紹介やゲームの実施などを進行です。

(司会がすること)

  1. 幹事との打ち合わせ(画面共有はどちらがするのか、を決めておく)
  2. 台本の作成または台本の確認
  3. オンライン歓迎会当日の進行(挨拶・仕切り)

歓迎会での司会の台本については、当サイトの以下関連記事を是非ご参照ください。

歓迎会での挨拶の順番と進行の台本例 (

-関連記事-
歓迎会での挨拶の順番と進行の台本例

2020-01-20

(その2)3~4名ごとのグループを作る

ZOOMはスマホだと最大4名までの顔表示しかできません。また、実際の会場での歓迎会と違い、誰か一人が話している間に別の人も会話する、という「同時会話」がオンラインではしづらいです。

実際にZOOM飲み会に参加した人の声では、「オンラインイベントで双方向の会話をするなら3~4名がベスト」といった声も少なくないので、オンライン歓迎会を4名以上で開くならブレイクアウトルームと呼ばれる別の部屋を作成しましょう。

(ZOOMでの別のルームの作成方法)
  1. ZOOMにサインインする(この機能はZOOMにサインアップしている幹事のみが設定できます)
  2. 設定をクリックする
  3. ミーティングにて(詳細)をクリックする
  4. ブレイクアウトルームをONにする
  5. 一度ZOOMからサインアウトし、再度サインインをすると下部にブレイクアウトルームアイコンが表示されるので、クリックする

最初と最後の挨拶やレクリエーションの実施時は全体のミーティングに集まってもらい、歓談時はブレイクアウトルームを使うなど、臨機応変にミーティングの場所を変更するとスムーズな流れを作りやすいです。

入退場自由にする

実際の飲み会でもそうですが、必ず参加しなくてはいけない、何時から何時まで拘束される、というイベントは、参加したくない人にとっては窮屈です。より気軽に参加してもらうため、オンライン歓迎会の出入りを自由にすることで、参加へのハードルが低くなります。

とは言え、幹事としては「いきなり人が入ったり出たりするのはやりづらい」と感じる人もいるかもしれません。ZOOMの画面上にはチャット機能がついているので、途中入退場する際には一言チャットするようにルールを設けると、幹事は管理しやすいです。

ZOOMのチャット画面のアップ

画像素材:ハンターガイダー

オンライン歓迎会を盛り上げるレクリエーション集

パソコンの前で会話をする男性

出典:PIXTA

オンライン歓迎会をみんなで楽しめる、ゲームや自己紹介などのレクリエーションをご紹介します。

意外なキャラを発掘する「自己紹介」

人にはあまり知られていない意外な趣味や経歴などを混ぜて、自己紹介してもらいましょう。「いきなり言われても心の準備が!」と言われることもあるかもしれないので、事前にLINEやメールで「実は自分、こんな趣味もあります。といった意外な面を披露する自己紹介をお願いします」と連絡しておきましょう。

長くなると雰囲気がダレてしまうので、司会がタイムキーパーとなり、一人1分で回しましょう。

無料・登録不要のLoungeで「オンラインクイズ」

自己紹介が終わったら、オンラインでできる「オンラインクイズ」をやってみましょう。コロナ禍にオンラインでできるレクリエーションは格段に増えました。中でも、Loungeは手軽で費用もかからないため、最も人気のあるオンライン・レクリエーションサービスの一つです。

Loungeとは?

白いボードを持ってほほ笑む男性

出典:PIXTA

Loungeとは、ブラウザ上で使える無料のWebサービスです。Loungeを使えば、テレビ番組のように手書きパネルを使えるクイズ「手書きパネルクイズ」「何の絵を描いているでしょうか?」などのコンテンツを無料で利用できます。操作も簡単なので、オンライン歓迎会にぴったりです。

歓迎動画「オープニングムービー」を作成して流す

より本格的なオンライン歓迎会にするなら、新入生や中途入社の社員向けに、在籍中のメンバーによるオープニングムービー」を作成するのも良いでしょう。ZOOMでは画面の共有機能がありますので、作成したムービーを歓迎会の出だしで流せば、参加者も大ウケすること間違いなしです。

(オープニングムービー作成例)
  1. 「〇〇さん 入社おめでとうございます」という各自動画をとり、LINEで幹事に送ってもらいます。
  2. 幹事が無料動画編集アプリ(VivaVideoなど)で編集し、BGMやタイトルを入れます。
  3. 当日、ZOOMで以下の設定を行います。
  • 画面下部のツールバーにある「画面共有」をクリック
  • 一覧から共有したい動画ファイルを選択
  • 「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れる
  • 必要に応じ「全画面ビデオ クリップ用に最適化」にチェックを入れる※
  • 「画面の共有」ボタンをクリック

デリバリーで食事を楽しむ

机の上に置かれたデリバリー・フード

出典:PIXTA

「オンライン歓迎会だと、さすがに一緒に食事はできないよね?」と考える方は多いですが、オンライン飲み会用のデリバリーを使えば、お悩み解決です。オンライン飲み会用のWebデリバリー(例.sokutabi.comなど)は一見するとUber Eatsなどと同じように思えますが、同じ食事を同じ日時に同時配送できるという違いがあります。

また、法人向けに請求書を出してもらえるサービスもあるため、パーティー用のフードとドリンクをみんなで一緒に楽しめます。

オンライン歓迎会の流れ

オンライン歓迎会は、通常の歓迎会のようにお店の予約や会費の徴収をする必要はありませんが、参加者が飽きないようにプログラムを細かく工夫する必要があります。幹事と司会者は、当日に向け、以下の流れを予習しておきましょう。

  1. ZOOM立ち上げ
  2. 参加者入室
  3. オープニングムービー
  4. 司会挨拶
  5. (お酒があれば)乾杯
  6. 「実は」自己紹介
  7. ゲームまたはクイズ
  8. みんなで一緒の食事
  9. 入社(入部者)からの言葉

オンライン歓迎会を実施前に注意すべき点

人差し指をあげる男性のアップ

出典:PIXTA

お手軽にスマホやZOOMの操作で開催できるオンライン歓迎会ですが、いくつか注意点もあります。まず、ZOOMは無料アカウントだと開始後40分で接続がきれてしまいます。そのため、歓迎会の開催時間によってはZOOMの有料アカウント契約をするか、SkypeSlackなどの別の無料ビデオ会議サービスを別サービスの利用も検討する必要があります。

SkypeもSlackも無料で利用できますが、参加者はメールアドレスを入力する、あるいは、アカウントを作成する必要があるため、ZOOMより若干操作に手間がかかります。

また、オンライン歓迎会ではZOOMの操作やオンライン会議に慣れた人が幹事になる方が、成功率はあがります。オンライン飲み会の参加者からは「実際の飲み会、歓迎会の方が面白かった」という声もあるため、感染症の状況を見て、リアル会場での歓迎会も視野に入れて比較検討するのがベストかもしれません。

パーティハンターなら、お好きな地域・人数で最適な歓迎会会場を探せます!

まとめ

オンライン歓迎会は20代を中心に、日頃からZOOMを使い慣れている幹事のいるチームで実施されているようです。お店の予約や会費の回収をする必要がなく、スマホ一つでLINEとZOOMを使えばすぐに開催できるのが魅力です。

一方、オンライン歓迎会ですぐに初めて会う人と親しく会話を盛り上げるには、意外性をアピールする自己紹介や、オンラインクイズなどのレクリエーションが必要です。