【場面別】新年会の挨拶の例文と注意点・ポイントを解説
2019/11/15
2023/12/26
新しい年が始まると、会社や町内会などで新年会が開催されます。新年会では、1年の始まりを祝い、参加者同士で新年の挨拶を交わします。参加者が多い会社や町内会の新年会では、担当者が開会や乾杯の挨拶を行うシーンがあるでしょう。挨拶を頼まれて、何を話して良いか分からない、と困っていませんか?
今回の記事では、新年会で使える挨拶の例文やポイントについてシーン別に解説しています。また、会社や町内会、友人同士など、新年会のジャンル別におすすめの挨拶の例文の紹介もしているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
新年会の基本的な流れと挨拶の例文
新年会の基本的な流れは、次の通りです。
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新年会では、挨拶を行うシーンがいくつかあります。
フォーマルな新年会では、基本的な流れに沿って進行されます。司会進行や担当者が、開会や乾杯の挨拶を行いましょう。しかし、サークルや友人同士などの場合、堅苦しい挨拶を省いて行うケースもあるので、新年会の雰囲気に合わせて当日の流れを決めると良いです。
新年会の幹事になった場合は、挨拶を担当する人に事前に依頼しておくようにしましょう。会社の新年会の場合、上司や先輩社員に例年の流れを確認しておくと安心です。
開会の挨拶
最初に、幹事や司会進行が開会の挨拶を行います。新年会を始めることを伝え、司会者の自己紹介をします。
皆様、新年あけましておめでとうございます。 これより、株式会社〇〇 令和〇〇年 新年会をとり行います。 本日司会及び進行を努めさせていただきます、〇〇部 〇〇と申します。よろしくお願いいたします。 まず始めに〇〇社長(部長)より、新年のご挨拶をいただきます。 〇〇社長(部長)、よろしくお願いいたします。 |
皆様、新年明けましておめでとうございます。本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。 時間となりましたので、令和○年 〇〇町内会 新年会を始めさせていただきます。 僭越ながら、今回、司会進行を努めさせていただきます〇〇です。よろしくお願いいたします。 まず始めに、〇〇会長より、新年のご挨拶をいただきます。 〇〇会長、よろしくお願いいたします。 |
皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年もこうして新年会ができる喜びを実感しています! お忙しい中、お集まりいただき、本当にありがとうございます! 今回、司会進行を担当します、〇〇です。よろしくお願いいたします!
まずは、〇〇さんより、新年のご挨拶をいただきたく思います。 〇〇さん、よろしくお願いいたします。 |
代表者による新年の挨拶
新年の挨拶は、参加者の中で最も役職が高い人が行います。挨拶を依頼されたら「新しい年を祝う」「業務に対する激励をする」前向きな内容を心がけましょう。
新年あけましておめでとうございます。 本年もまた、皆さんと新たな年を迎えられたこと、心から感謝いたします。 昨年に続き、〇〇サービス(プロジェクト)が、本格的に始動いたします。また、新たな〇〇も、今秋には本格始動する予定です。 ライバル会社も多い中、業績を高めることは難しいことではありますが、我が社のサービスをトップに導くことが目標でもあります。 皆さんの協力なしでは、〇〇を成功させることはできないと思っております。 本年もまた、社員一丸となり、頑張りましょう。 皆さん一人一人が力を発揮し、業務に取り組んでいただけるよう、お願いをしつつ、新年の挨拶とさせていただきます。 本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 |
皆さん、新年明けましておめでとうございます。 ただいま、ご紹介に預かりました、〇〇町内会 会長の〇〇です。お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。 年末年始はいかがでしたでしょうか? ゆっくり過ごせましたでしょうか? 今年は、夏に〇〇祭りがあり、秋には〇〇大会を予定しています。本年もまた、ぜひ皆様と一緒に、昨年以上の盛り上がりを目指したいと思っております。 成功のためには、ご意見や皆様との交流が必要となります。 この新年会を機に、私含め、住民同士、仲を深めていけたらな、と思っております。 本年も良い一年になることを願い、新年の挨拶とさせていただきます。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 |
新年、明けましておめでとうございます! 年末年始休み、皆さんは満喫できましたか? 私事ですが、〇〇旅行に行き、6日間の休みを思う存分楽しみつつ、サングラス焼けをし、少し後悔しているところです… それぞれの過ごし方があるかと思いますが、今年も変わらず、定期的に集まり、笑って過ごせる日々になることを願っています! 今日の新年会が楽しい思い出として残ることを願い、新年の挨拶とさせていただきます。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします! |
乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は、参加者の中で3番目に役職が高い人が行います。町内会やカジュアルな会の場合「代表者による新年の挨拶」の中で乾杯を行うケースもあるので、幹事が事前に決めておきましょう。乾杯の挨拶は、飲み物を持ったまま参加者を待たせないよう、一言で終わらせるように心がけます。
皆様、あけましておめでとうございます。〇〇部の〇〇です。 先ほど、代表からもお話があった通り、今年から始動するサービス(プロジェクト)もあり、この1年も非常に重要な年となります。 支え合いつつ、皆さんで力を合わせて頑張って行きましょう。 それでは、誠に僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。本年も〇〇会社の発展、皆さんの活躍と健勝を祈念し、乾杯! |
皆様、新年明けましておめでとうございます。 ご紹介に預かりました〇〇です。 今年も予定している行事が多数あります。 力を合わせて行事の成功を祈願、また、皆様の健康を祈念しまして、乾杯! |
あけましておめでとうございます! 乾杯の音頭を取らせていただきます〇〇です。 仕事(学業や部活)もプライベートも充実した1年になることを願い、乾杯!! |
締め・中締めの挨拶
締め・中締めの挨拶は、参加者の中で3番目に役職が高い人が行います。新年会を一旦終了させ区切りをつけるために、手締めや声かけを行うと良いでしょう。手締めには一本締めや三本締めなどいくつかの種類があり、地域や会社によって使用する種類が異なります。
初めて締めの挨拶を担当する方や司会者は、例年どのような手締め行っているか上司や先輩社員に確認しておきましょう。また「えいえいおー!」というようなかけ声を毎年している場合も、事前に確認しておくと良いです。
ただ今ご指名に預かりましたため、本年の我が社の発展と、社員皆様の活躍を祈願し、1本締めを行いたいと思います。 皆様ご起立ください。 年始のお忙しい中、お集まりいただいたことに感謝し、明日から気を引き締めて頑張りましょう。 それでは、皆さんお手を拝借。 よーっ〔パパパン パパパン パパパン パン!〕 ありがとうございました。 |
ご指名に預かりまして、一旦締めの挨拶を取らせていただきます。 次回、皆様とお会いするのは、4月○日に行われる、春の〇〇行事となります。 また、皆様のお力添えをお願いするとともに、本年も行事の成功を祈願し、声かけを行いたいと思います! “力を合わせて頑張るぞー” という掛け声に続き、“エイエイオー” と皆様ご一緒にお願いいたします。 力を合わせて頑張るぞー〔エイエイオー!〕 ありがとうございました! |
そろそろお開きの時間とのことなので、私から、一旦締めの一丁締めをさせていただきたいと思います! 皆様ご一緒に、よーっ パン、でお願いいたします。 それでは、お手を拝借、よーっ〔パン!〕 ありがとうございました!! |
閉会の挨拶
町内会やカジュアルな新年会では、これらの中締めの挨拶と閉会の挨拶を分けず、司会や進行役の方が合わせて行う場合もあります。会社の忘年会のようにかしこまった場面では、中締めと別に閉会の挨拶を行うケースがあるため準備をしておきましょう。二次会がある場合は、案内を行い誘導します。
皆様、本日は株式会社〇〇 令和○年の新年会にご出席いただき、誠にありがとうございました。 以上で、新年会をお開きとさせていただきますが、二軒先の〇〇にて、二次会もご用意しておりますので、参加される方は、私までお声がけください。 本日はありがとうございました。 皆様お気をつけてお帰りくださいませ。 |
これにて、令和○年 〇〇町内会 新年会をお開きとさせていただきます。 本日は年始のお忙しい中、お集まりいただき、本当にありがとうございました! 最後、一丁締めで閉会の挨拶とさせていただきます。 私の掛け声に続き、“パン” とお一ついただけたらと思います。 それでは皆様、お手を拝借。よーっ〔パン!〕 ありがとうございました! お足元にお気をつけて、お帰りくださいませ。 |
本日はありがとうございました!! 新しい一年を迎えられる喜びを噛み締めながら、次回も元気に会いましょう。 近くの〇〇にて二次会も用意しています。 お時間に余裕がある方、話し足りない方、飲み足りない方、大歓迎ですのでお待ちしています! 帰り道にお気をつけてお帰りくださいませ!ありがとうございました! |
挨拶別の注意点とポイント
各場面での挨拶時に気をつけるべき点、また、新年という華やかな会で失敗しないためのポイントを紹介します。
「会社」「町内会」「サークル」「友達」など、新年会が行われる場面は様々ですが、どの場面でも、「新しい年」「明るい始まり」ということを意識することが大前提です。新年会が暗くならないよう、1年の始まりにふさわしい挨拶を心がけましょう。
開会の挨拶
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新年会の開始前は、出席者が続々と集まり、休暇明けということもあり、出席者同士で会話が盛り上がることがあります。会場がざわざわしていたら会の進行にも影響するため、注目してもらえるよう、はっきり大きな声で一言声をかけるようにしましょう。
また、リラックスした気持ちで表情を豊かに挨拶することを意識しましょう。
代表者による新年の挨拶
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新年を明るく迎え、新しい気持ちで1年を始めるために、ネガティブな表現を避け明るい言葉で挨拶をします。しかし「新年を祝いたい」「今年も頑張ってもらいたい」という気持ちから、挨拶が長くならないように注意しましょう。長い挨拶は、聞いている人を退屈させてしまう可能性があります。2~3分程度に挨拶の内容をまとめて準備しておくと良いでしょう。
乾杯の挨拶
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代表者による新年の挨拶と内容が同じにならないように注意しましょう。2~3通りの挨拶の内容を準備しておくと安心です。また、挨拶が長いと出席者が飲み物や食べ物に手を付けることができず、待たせてしまいます。代表者の挨拶より短くなるように注意しましょう。参加者に向けた想いを簡潔に話し「乾杯」のかけ声をする程度がおすすめです。
締め・中締めの挨拶
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締めや中締めの挨拶は、参加者同士が会話で盛り上がっているタイミングで行われます。新年会を一旦終了させるための区切りの挨拶なので、大きな声を意識して参加者の注目を集めましょう。
新年が始まる前向きな一言とともに、会を区切れるような声かけや手締めを行います。手締めや万歳三唱は、会社や地域ごとのしきたりがあるため事前に前回の幹事に確認しておきましょう。
種類 |
方法 |
一本締め |
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三本締め |
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一丁締め |
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閉会の挨拶
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二次会を行う場合は、改めて案内をして参加者を誘導します。一次会の会場を出て、外で閉会の挨拶をする場合は、周囲の人の邪魔にならないように確認しておきましょう。また、1月は寒いため、外での挨拶は短く済ませます。
まとめ
今回は新年会の挨拶時に活用できる例文や注意点、ポイントを紹介しました。
会社、サークル、友達同士、新年会の形によっても挨拶の内容は異なります。
また、食事と飲み物を交えた楽しい会のスタートを合図する乾杯の挨拶や、新年会が一旦終了するための区切りとなる中締めの挨拶など、挨拶にも役割があります。決められた自身の挨拶のタイミングを理解し、1年が良い年になることを祝してポジティブな挨拶を心がけましょう。