入社式は何をする?一般的な式の流れや準備しておくものを解説

2024/12/27

2024/12/27

入社式は何をするのか、どんな準備が必要なのかわからずに困っていませんか。

そこで今回は、一般的な入社式の流れや準備しておくものについて解説します

入社式は社会人になって最初に参加する式典です。

流れを把握し、しっかり準備して入社式に臨んでください。

入社式は何をする?一般的な流れ

入社式とは、会社の一員になった新入社員を歓迎するために開催される式典です。

同期が一同に会し、社長や役員といった重役も出席して、新入社員の入社をお祝いしてくれます。

また、同期や先輩社員など、これから一緒に働く仲間と交流できる場にもなります。

入社式は最初の仕事です。

社会人になるという自覚を持って参加しましょう。

【入社式の一般的な流れ】

●       企業の代表者の挨拶

●       入社辞令交付

●       新入社員挨拶

●       記念写真撮影

●       オリエンテーション

●       懇親会

企業の代表者の挨拶

入社式では企業の代表者からの挨拶があります。

企業の経営方針や経営理念、また新入社員に期待することなど、これから働く上で知っておくべき内容です。

今から自分たちが働く会社の経営理念がどんな経緯で生まれたのか、また会社が自分たち新入社員にどんなことを求めているのかを知ることで、社会人になった実感をより得られます。

社会人としての自覚を高めるためにも、しっかり耳を傾けましょう。

入社辞令交付

入社辞令とは、新入社員に対して正式な入社を通知する文書で、入社して最初にもらう辞令です。

新入社員の人数にもよりますが、ひとりひとりに手渡される場合が多くあります。

入社辞令交付の際には、深く一礼をして両手で辞令書を受け取りましょう。

受け取った辞令書はファイルに挟んでカバンにしまい、丁寧に扱います。

新入社員挨拶

新入社員挨拶では、新入社員が入社するにあたってのお礼や抱負などを会社に伝えます。

新入社員の人数にもよりますが、代表者1名が選ばれる場合が一般的です。

代表者に選ばれなくてもしっかり挨拶の内容を聞きましょう。

もし入社式で、新入社員代表として挨拶する立場に選ばれたら、挨拶の内容を事前に考えて準備しておきます。

新入社員代表としての挨拶文には、入社式開催のお礼、入社の喜びや抱負、入社にあたっての決意表明などの内容を含めて構成します。

【新入社員挨拶の例文】

本日は私どものために素晴らしい入社式を開催して頂き、誠にありがとうございます。

本日晴れて入社できますことを心より光栄に思います。

右も左もわからない私どもではありますが、何事にも挑戦し、会社の発展のために全力を尽くす所存です。

どうかご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

代表として挨拶する時は以下の手順で壇上に上がります。

役員に一礼、壇上から全体に一礼、マイクの前で一礼、その後に挨拶を述べます。

降りる時は上がる時とは逆の順序で、マイクの前、壇上から全体に、壇上から降りて役員に一礼して席へ戻りましょう。

記念写真撮影

入社式では、新入社員全員と企業の代表者を交えての記念写真の撮影が行われます。

社内メディアに掲載するために撮影する企業もあるので、明るい表情で写りましょう。

オリエンテーション

入社式のオリエンテーションでは、社員として働く上での重要な内容の伝達が行われます。

社内規定や社内ルール、今後の研修の流れなどについての説明を受けるため、聞き漏らしたり忘れたりしないように、集中してメモを取りながら聞きましょう。

ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなど、社会人として仕事をする上で必要かつ基礎的な作法について教えてくれることもあります。

社会人になるということは、学生の頃とは自分の行動が影響する責任の範囲も異なります。

学生であれば、自分の行動の結果は自分自身にしか影響しないことがほとんどです。

しかし社会人になると、自分自身の行動が会社にも影響します。何か問題を起こせば、会社の評判を落とすことにつながりかねません。

会社の一員であるという自覚を持って、社内外の人と接する必要があります。

学生と社会人の違いを意識して、話をしっかり聞きましょう。

懇親会

懇親会では同期との親睦を深める他に、先輩社員たちともコミュニケーションを図れます。

コミュニケーションを取りお互いのことを知って親睦を深めておくことで、翌日からの仕事でもスムーズに会話ができるようになります。

懇親会では飲み物や軽食などが提供されることも多く、リラックスした雰囲気で行われるので、緊張しすぎずに同期や先輩社員たちと交流を深めましょう。

入社式への参加にあたって準備するもの

入社式への参加にあたって、まずは会社から事前に指定があるものを用意します。

会社から入社式へ持参するように指定されている必要書類があれば、記入漏れのないようにして準備しましょう。

その他には以下のものがあれば便利です。

【入社式へ持っていくと良いもの】

●       筆記用具

●       メモ帳

●       クリアファイル

●       時計

●       名刺入れ

●       A4書類が入るビジネスバック

当日準備しようとすると慌てて忘れてしまうこともあります。

必ず前日までに準備して、忘れ物のないようにチェックしておきましょう。

入社式で良い印象を残すためのマナーとは

社会人としての自覚を持って入社式に参加すれば、上司や先輩社員たちに良い印象を残せます。

挨拶をする時は相手の目を見てはっきりと明るい声で行います。

身だしなみは清潔感があるように整えます。

髪の色は明るくしすぎず、長い場合はまとめるなどして整えましょう。

服装については、会社から自由でと案内があった場合でもスーツを用意します。

制服のある会社でも入社式にはスーツで参加する方がおすすめです。

また、遅刻は厳禁です。

5〜10分前には入社式の会場に到着しておくように行動しましょう。

まとめ

今回は入社式で何をするのかについて紹介しました。

入社式は社会人になった最初の日であり、入社式自体も仕事です。

企業の一員となる自覚を持ち、話をしっかり聞いて、社会人として良いスタートを切ってください。