忘年会の司会進行!当日の基本的な流れやポイント・使える例文を紹介
2023/11/22
2023/11/22
ビジネスシーンでの大人数の忘年会では、スムーズに忘年会を進めるために司会担当がいるケースがほとんどです。初めて忘年会の司会進行を任されどのように進めたら良いか分からない、という方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、忘年会の基本的な流れや司会進行のポイント、例文を紹介しています。これから司会進行の台本を準備する、という方はぜひ参考にしてください。
Contents
忘年会の司会進行|基本的な流れ
忘年会の司会進行をスムーズに行うために、基本的な流れを確認しておきましょう。
流れ |
解説 |
開会のあいさつ |
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社長・上司のあいさつ |
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乾杯 |
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食事・歓談 |
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余興・表彰式 |
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締めのあいさつ・一本締め |
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閉会のあいさつ |
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忘年会の司会進行が当日までにしておく準備
忘年会当日までに司会進行がしておくべき準備を紹介します。
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会場・当日の流れを確認して台本を作成
忘年会当日の会場の場所や日程を確認して、司会進行の台本を作成します。会場の広さや立ち位置、音響機器の有無を確認して、どれくらいの声の大きさが適切かを判断しておきましょう。
また、会場が座敷の場合、座ったまま乾杯をするケースがあります。食事の形式を確認した上で、司会進行の台本を作成しましょう。台本の作成では、当日スムーズに進行するための時間配分について忘れずに記載します。
あいさつをする人の役職・名前を確認
乾杯のあいさつや締めのあいさつを依頼する人の、名前や役職を確認しておきましょう。読み間違いがないように、難しい漢字にはふりがなを振っておきます。
忘年会では、あいさつの種類ごとに適した役職の人に依頼をしましょう。
あいさつの種類 |
依頼する人の役職 |
最初のあいさつ |
参加者の中で1番役職が高い人 |
乾杯のあいさつ |
参加者の中で3番目に役職が高い人 |
締めのあいさつ |
参加者の中で2番目に役職が高い人 |
幹事や準備をするメンバーと打合せ
作成した台本を基に、幹事や準備担当のメンバーと打合せをして当日の流れを再度確認します。時間配分や当日の退出時間などを幹事と確認し合いましょう。また、注意事項がある場合は共有します。
受付や会場準備の係、タイムキーパー係などと打合せをして、忘年会がスムーズに進行するような台本作りを心がけましょう。
忘年会の司会進行|ポイントと例文
忘年会の司会進行で注意したいポイントと例文を、シーンごとにチェックしていきましょう。
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開会のあいさつ
忘年会の開始時間になり、参加者が集合したことを確認したら開会のあいさつをしましょう。大きな声ではっきりと簡潔に行うことがポイントです。
司会進行の自己紹介を交えた開会のあいさつが望ましいでしょう。
(司会) 皆様、大変ながらくお待たせしました。本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。 これより、株式会社●●令和〇年の忘年会を開催します。 私、本日司会を務めさせていただく○○(氏名)と申します。 よろしくお願いします。 |
社長・上司のあいさつ
開会のあいさつが終わったら、その流れで最初のあいさつを社長や上司にお願いします。最初のあいさつは、参加者の中で最も役職が高い人に依頼しましょう。
忘年会の案内をする時に併せて挨拶をしてほしいと依頼します。忘年会当日に、改めてあいさつをしてもらう大まかな時間帯を伝えましょう。あいさつの長さは3分程度で終わるように依頼しておきます。
(司会) 始めに、●●社長より一言ご挨拶いただきます。●●社長、よろしくお願いします。 ~社長のあいさつ~ ●●社長より、ご厚志を頂いておりますので、皆様にご報告いたします。 ●●社長、ありがとうございました。 |
最初のあいさつを行う社長や上司から「寸志」として忘年会の費用を多くもらっている場合は、参加者に報告しましょう。あいさつが終わったら、お礼を伝えます。
乾杯
社長や上司による最初のあいさつが終わったら、続けて乾杯のあいさつをお願いしましょう。乾杯のあいさつは、参加者の中で3番目に役職が高い人に依頼します。忘年会の案内をする際に一緒に依頼しておきましょう。
乾杯のあいさつをお願いする前に、司会は参加者にグラスを手にしてもらうよう促します。参加者がグラスを手に取ったことを確認してから、乾杯のあいさつをお願いしましょう。
(司会) 次に、乾杯の音頭を○○部長にお願いしたいと思います。皆様、グラスを手に取ってお待ちください。 それでは○○部長、よろしくお願いします。 ~乾杯のあいさつ~ ○○部長、ありがとうございました。 |
乾杯のあいさつが終わったら、あいさつを担当した方にお礼を伝えます。
食事・歓談
乾杯のあいさつの後、すぐに食事と歓談を促すアナウンスをします。参加者が気兼ねなく食事や歓談を楽しめるように、司会進行は長く話しすぎないように注意しましょう。
食事と歓談の時間は、30分程度を目安にします。この時間を利用して、余興や表彰を担当する人に準備を開始してほしいと声掛けをしましょう。
(司会) それでは、ゆっくりとお食事とご歓談をお楽しみください。後ほど、表彰式を行いますので、よろしくお願いします。 |
余興・表彰式
食事と歓談の時間が落ち着いて着たら、余興や表彰式を開始するアナウンスをします。参加者同士が会話をしている最中にアナウンスをする必要があるため、はっきりと大きな声で伝えましょう。ゲームや余興をする場合は、盛り上がるような声掛けをすると良いです。
(司会) 皆様、お食事は十分に楽しまれたでしょうか?これより、表彰式を行います。氏名を呼ばれた方は前方のステージまでお越しください。 ~表彰式~ それでは皆様、お時間まであと少々となりますが、お食事とご歓談をお楽しみください。ラストオーダーは●時です。よろしくお願いします。 |
(司会) 皆様、お待たせしました。これより毎年恒例のビンゴ大会を行います。今年は、例年より豪華な景品を用意しておりますので、張り切ってご参加ください。 ~ゲーム~ それでは皆様、お時間まであと少々となりますが、お食事とご歓談をお楽しみください。ラストオーダーは●時です。よろしくお願いします。 |
表彰式や余興が終わったら、再度食事と歓談を促しましょう。ラストオーダーや退出時間について知らせておくと、親切です。
締めのあいさつ・一本締め
忘年会が終わる時間の少し前に、締めのあいさつを担当者にお願いします。締めのあいさつは、参加者の中で2番目に役職が高い人に依頼します。忘年会の案内をするタイミングで依頼しておきましょう。
締めのあいさつのときに、一本締めや三本締め、万歳三唱などを行う企業があります。企業や地域によってどの締めを行うかが決まっていることが多いので、事前に上司に確認しておきましょう。
(司会) 皆様、本日はお楽しみいただけたでしょうか。宴もたけなわではございますが、お時間になりましたので締めのあいさつを○○専務にお願いしたいと思います。○○専務、よろしくお願いします。 ~締めのあいさつ~ ○○専務、ありがとうございました。 |
閉会のあいさつ
締めのあいさつが終わったら、司会が閉会のあいさつをして、参加者の退出を促します。二次会がある場合は、案内をしましょう。参加者への感謝の気持ちと、年末のあいさつを交えると良いです。
(司会) 皆様本日はお忙しい中ご参加いただきありがとうございました。お時間になりましたので、ここで一旦お開きとさせていただきます。 この後、二次会を○○(場所)で予定しております。お時間がある方はぜひご参加ください。 それでは、お忘れ物がないようにお気をつけてお帰りください。 今年も1年、お疲れ様でした。よいお年をお迎えください。ありがとうございました。 |
まとめ
忘年会の司会進行になったら、準備をして台本を作成しましょう。あいさつを担当する人の役職や氏名は、言い間違いがないように事前に確認してふりがなを書いておくことをおすすめします。また、当日は幹事や担当者とタイムスケジュールを確認し合い、時間内で忘年会が終わるように努めましょう。
忘年会では、お酒が入り参加者同士の会話がはずみます。司会進行は、大きな声ではっきりと話すことが大切です。