レセプションパーティーで好印象な服装とマナーや基本知識をチェック
2022/10/11
2022/10/11
ビジネスの場だけでなく、人々の交流する場として開催されるものがレセプションパーティーです。
招待を受けて出席をすることが基本となり、ゲストとしてふさわしい服装やパーティーでのマナーを把握しておくことが重要です。
今回は、レセプションパーティーの基礎知識とマナーを紹介します。また、レセプションパーティーに招待された際に、好印象な服装や服装の注意点についても紹介します。
Contents
レセプションパーティーの基本知識
まずはレセプションパーティーがどのようなもので、どんな目的があって開催されるのか、パーティーとの違いや、レセプションパーティーとして開催されるものの種類を知っておきましょう。
レセプションパーティーとは
主催者が、関係性のある人や親しい人に対して招待状を送り、招待された人はゲストとして参加する、公式なパーティーのことを「レセプションパーティー」と言います。
主にビジネスの場で開催されることがあるため、情報の発信や人脈の拡大、社会交流などを目的として主催者は開催します。
芸能関係者やインフルエンサーなどが、主催者と繋がるために招待されることもあります。
レセプションパーティーは公式なパーティーであり、多方面の人と顔を合わせる場でもあるため、ドレスコードがあることや、手土産を持参するなどの決まりがあります。
招待状を受け取った際には、記載された要項を確認し、要項に沿って準備をしましょう。
レセプションパーティーとパーティーの違い
レセプションパーティー以外にも、集まって楽しく交流することを目的として主催者が開催する物に、「パーティー」があります。
人々の交流を目的としたレセプションパーティーとパーティーが異なる点としていくつか挙げられます。
【違い①:出席者】 レセプションパーティーの出席者は、企業関係者や会社役員など、比較的高い地位にいる人が多く集まるという特徴があります。反対にパーティーの出席者は、友人や仲の良いグループ、家族同士、などが集まり、気軽に楽しく過ごすことが特徴のひとつです。 |
【違い②:規模】 会場や集まる人数などの規模が大きく、パーティー開催にあたってのテーマが決まっている物がレセプションパーティーですが、家やカラオケボックスなどで、声をかけた人が少人数で集まる物がパーティーです。 レセプションパーティーは、オープン記念や創立記念などがテーマとなって開催されることがあります。 |
【違い③:雰囲気】 レセプションパーティーは、ドレスコードやマナーなどの決まりがあり、フォーマル度の高い雰囲気があります。「声をかけられたのでフラッと寄ってみた」「時間ができたから遊びに来た」など、カジュアル度が高く、ドレスコードや特定のマナーがなく楽しめる雰囲気の物がパーティーです。 |
人との交流が目的という点が同じであっても、内容や出席者は異なります。
レセプションパーティーに参加予定の人はどのようなものなのかを理解しておきましょう。
レセプションパーティーの種類
レセプションパーティーの種類は、主催者やテーマにより、内容が異なります。
一般的に、レセプションパーティーとして開催されるものの例を紹介します。
【記念行事がテーマのレセプションパーティー】 主に企業が主催となり、創立記念や創業記念をお祝いすることや、業績や実績を称えること、また、長年務めてきた役員の引退やお世話になった方へ感謝を伝えることなどがテーマとなって開催されます。 出席者としては、「従業員」「企業のお客さん」「主役に近い関係にある人」などが集まります。 |
【新オープンや新商品の発表がテーマのレセプションパーティー】 新店舗のオープンや、企業やブランドの新商品を発表することがテーマとなって開催され、レセプションパーティーで発表し、新規顧客の獲得を目指すために行われます。このパーティーでお披露目することは、後に売上に大きく関係するため、規模を拡大して行われるという特徴があります。 出席者としては、従業員はもちろんのこと、長年のお客さんや、同じ業界で繋がりがある人、有名ブランドや有名企業であれば、芸能人やインフルエンサーなどが招待されることもあります。 |
【芸術関係がテーマのレセプションパーティー】 小説家や写真家の出版記念、個展や映画祭などの作品披露などがテーマで開催されるものが芸術関係のレセプションパーティーです。映画祭などでは、エントリー作品を上映し、賞の授与等も併せて行われることがあります。 出席者は芸能関係や、作品に関係のある人、また、出版記念であれば同業者などが多く集まります。 |
【結婚披露宴がテーマのレセプションパーティー】 招待状や式場の一部で、ウエディングレセプションという言葉があるように、披露宴もレセプションパーティー のひとつにあたります。 結婚したことをお披露目するために行うもので、新郎新婦はゲストをおもてなしするために、時間をかけてパーティーの準備をします。 出席者は、親族を始め、親しい友人やお世話になっている人、新郎新婦が招待したいと思っている人が集まります。 |
レセプションパーティーに出席するためには
レセプションパーティーは、基本的に招待を受けた場合にのみ出席できるもので、誰でも参加できるパーティーではありません。
その分、服装やマナーに厳しく、出席者はマナーを守って出席をしなければいけません。
カジュアルなレセプションパーティーでは、SNSを使って色々な分野に沿った情報を発信している一般の方や、商品を購入している一般の方へ、招待状を送付してくれることもあります。
主催者と何らかの関わりが必要とはなりますが、問い合わせ次第で出席できることもあるため、出席したい場合には主催者へ確認してみましょう。
レセプションパーティーで知っておくべきマナー
招待された場合、マナーを守った行動をすることが大切で、主催者との今後の関係にも関わることがあります。
身だしなみを整えたセミフォーマルな服装
ドレスコードが招待状に記載してある場合には、ドレスコードに沿った服装を準備しましょう。
中には記載がない物もあります。そのような場合でも、セミフォーマルな服装で行くことが基本です。
また、パーティーの主催者やテーマに合わせた服装を選ぶことがマナーでもあります。
男性はスーツで行くことが基本ですが、シャツにシワがあったり、シャツがジャケットの下からはみ出ている等は、見栄えが悪く、良い印象を与えません。細かな身だしなみは整えてから行くようにしましょう。
女性の場合、パーティーのテーマを考え、露出度の高い物は避けることが基本であり、スカートの丈が短すぎる物は控えたほうが良いです。
手土産は必須ではないが、主催者との関係性に応じて準備する
手土産は必ずしも用意しなければいけないわけではありません。
しかし、主催者との関係性や、今後関係を深めていきたいなどの場合には、用意するようにしましょう。
中には、招待状に「手土産お断り」などの1文が記載されている場合もあります。
その際は、パーティー当日ではなく、別で渡せる機会を設けるなどの工夫が必要です。
手土産としては、お祝いごとに欠かせないシャンパンやお酒類、華やかな印象を与えるお花、日持ちするお菓子、主催者に関連するプレゼント、などです。消費期限が短いものや、主催者とは関連性がなく自身の売り込み等につながるものは、迷惑につながるため避けましょう。
手土産ではなく、スタンド花を送る場合には、会場に当日もしくは前日に届くように手配が必要です。
会場の規模によってはスタンド花を飾れないこともあるため、事前に担当者への確認を取ってから手配するようにしましょう。
ご祝儀を用意する場合
結婚式の披露宴に出席する場合、手土産ではなくご祝儀を受付で渡すことがマナーのひとつです。
新郎新婦との関係性によって、ご祝儀の金額を決めますが、相場は10,000円〜50,000円です。高額のご祝儀は相手を困らせてしまうため、注意しましょう。
また、半分に綺麗に割ることができる偶数の金額は避けることがマナーです。奇数でも 「苦」をイメージさせてしまう90,000円は、縁起が悪いとされているため避けましょう。
開始時刻の10〜15分前に入場しておき、基本的に退席は避ける
レセプションパーティー の会場には余裕を持って到着することがマナーとされています。
パーティーが始まる10〜15分前に入場しておきましょう。
着席パーティーであれば、遅刻や途中退席は印象を悪くしてしまうおそれがあるため、パーティー開始の10~15分前までに到着するように心がけます。
どうしても開始時刻に遅れてしまう理由がある場合には、主催者へ連絡をしておき、タイミングを見て着席するようにしましょう。
立食パーティーの場合は、入退場が基本的には自由となり、着席パーティーほど時間を気にする必要はありません。
ですが、余裕を持って入場しておくことで良い印象を残します。開始時刻に間に合わない場合には、主催者の挨拶、もしくは乾杯の挨拶までに入場しておくことがマナーです。
また、最後までパーティーに参加することが基本ではありますが、立食パーティーで途中退場をする際には、主催者へあらかじめ伝えておき、様子を見て退場するようにしましょう。
招待のお礼やお祝いの言葉を含めた主催者への挨拶は必須
会場に到着後、まず始めに主催者への挨拶をすることがマナーです。
招待してくれたことに対してのお礼の言葉と、パーティーのテーマに合わせたお祝いの言葉をかけることを忘れずに行いましょう。出席者の数を考え、出来るだけ簡潔に挨拶を行うことが大切です。
また、主催者への挨拶後に、自身にも関係のある人と顔を合わせることや、主催者を通して業界関係者の紹介を受けることを想定して、名刺は多めに準備しておくようにしましょう。
挨拶はパーティーが始まる前の時間に行うことが基本であり、始まる直前にバタバタしている主催者のことも考え、時間に余裕を持って行動することが重要となります。
パーティーの目的を考え、積極的に人々と交流をする
レセプションパーティー の目的は、主催者をお祝いすることにありますが、主催者は出席者に対して、情報発信や人脈拡大の場にしてほしいということを目的として招待しています。主催者の目的を考え、積極的に人々と交流することがマナーでもあります。
音を立てずに綺麗に、食べきれる量を取り分けて食べる
着席パーティーでは、二つ折りにしたナプキンを膝の上に乗せ、音を立てずに綺麗に食べることが基本です。
料理がフルコースの場合は、カトラリーは外側から順番に使用します。
立食パーティーではテーブルがないため、基本的には片手で飲み物とお皿を持ち、移動します。
使用後のお皿はスタッフに渡し、再度料理を取る際には新しい物を使用しましょう。そしてグラスに付いた水滴が、テーブルに置いた際に付いてしまわないよう、ナプキンを下に敷いてからグラスを置くようにしましょう。
ビュッフェスタイルの場合、好きなものを取りがちですが、お皿の上の見栄えも考えなくてはいけません。
また、食べきれる量だけ取るようにし、残すことはマナー違反にあたります。お皿の見栄えも考えつつ、取ったものは残さず食べ切りましょう。
レセプションパーティーで着用する服装の注意点
セミフォーマルな服装を選ぶ際にも、男女別で気をつけなければならない点があります。
男女共通の注意点
- 主催者のカラーやテーマに沿って選ぶ
- 黒一色や動物が関連する小物には気を付ける
主催者のカラーやテーマに沿って選ぶ
ドレスコードの指定があるレセプションパーティーの場合は、ドレスコードに従って用意することが基本です。参加時間によっては、異なるドレスコードが指定されている場合もあるため、招待状を確認しておくようにしましょう。
ドレスコードの記載がない場合のセミフォーマルな服装では、まず、主催者のカラーやレセプションパーティーのテーマを考え、そこに合わせて服装を決める必要があります。
多業種や業界関係者も集まるため、自信をアピールできる場でもあり、主催者のことを考えた服装を着用しておくことで、主催者に対しての細かな心配り、配慮ができていると見られ、好印象を残します。
黒一色や動物が関連する小物には気をつける
レセプションパーティーの種類が披露宴となると、お葬式に関連する黒一色のコーディネートや、殺生を連想させるアニマル柄やファーなどの小物などは、避けたほうが良いです。小物に限らず、服装のデザインの一部や革ジャンも控えたほうが良いでしょう。
しかし、ファンション関係のレセプションパーティーでは、アニマル柄や黒で華やかにまとめられたコーディネートがテーマになることもあります。
着こなし方によって悪いイメージを払拭することができるため、黒やアニマル柄が主催者のカラーやテーマになっている場合には、華やかなスタイルになるよう、髪型や小物で見せ方を考えましょう。
男性での注意点
- 海外関連のパーティーでブラックスーツの着用は避ける
- レジメンタルタイを着用する場合は歴史やストライプ幅を考える
海外関連のパーティーでブラックスーツの着用は避ける
日本では男性のセミフォーマルとして、ブラックスーツを着用することもあります。しかしブラックスーツの着用は、日本のみに限られ、海外のパーティーでの着用は避けたほうが良いです。
とされています。場合によっては会場に入れてもらえないこともあるため注意しましょう。
海外関連のパーティーに参加する場合には、ディレクターズスーツやタキシードを着用して行くようにしましょう。
レジメンタルタイを着用する場合は歴史やストライプ幅を考える
ビジネスシーンでも人気が高いストライプ柄のネクタイのことをレジメンタルタイと呼びます。レジメンタルタイは、爽やかかつ若々しい印象があり、ネクタイの中でも定番の柄ですが、語源や歴史、ストライプの幅によって印象が異なる点などを理解しておくことも大切です。
レジメンタルという言葉は、連隊や軍服という意味を持ちます。実際に、英国の連隊ごとに、様々な色のストライプを使用し身につけることで、属する連隊を示していた歴史があり、「レジメンタルタイ=連隊のネクタイ」と呼ばれるようになりました。
現在でも、大学ごとに異なるレジメンタルタイを使用し、自身の出身大学を示す風習があるため、外資系企業や海外関連のパーティーでは、レジメンタルタイの使用を避けるようにしましょう。
また、ストライプ幅によって相手が受け取る印象も異なります。
ストライプ幅が大きいものは、比較的カジュアルな印象になりやすく、避けた方が良いとされています。
レセプションパーティーでレジメンタルタイの着用を考えている場合には、ストライプ幅が狭いものを選ぶようにしましょう。
女性での注意点
- TPOをわきまえた服装を選ぶ
- ヒールの高さとストッキングの着用を忘れずに
TPOをわきまえた服装を選ぶ
レセプションパーティーは公式なパーティーであるということを第一に考え、主催者やパーティーのテーマに合わせた服装を選ぶことが大切です。
とくに女性のドレスやワンピースは、デザイン性が高いものが多いため、肩や背中が開いているものや深いスリットが入ったものなどは、パーティーのテーマによっては上品で華やか、かつセクシーな印象を与えます。
しかし、会社関係のレセプションパーティーでは、露出が高いことで悪目立ちしてしまうことや、常識がないなどの捉え方をされてしまうことがあります。パーティーの内容に合わせた服装を選ぶことがポイントです。
ヒールの高さとストッキングの着用を忘れずに
レセプションパーティーというフォーマルな場では、3〜5cmのヒールのあるパンプスを着用することが基本です。
女性の脚を最も綺麗に見せる物は7cmのヒール靴ですが、会社関係や飲食関係のパーティーでは、歩きやすさも意識することが重要となるため、高すぎるヒールは好ましくありません。
また、スカートやパンツスタイルに関わらず、ストッキングの着用がマナーのひとつでもあります。
とくにパンツスタイルのセットアップ等を考えている方は注意が必要です。
今では、くるぶしや膝までのストッキングや、靴下タイプで履きやすいものも売っているため、普段履き慣れていない方でもストレス無く着用可能です。生足、厚手のストッキング、黒タイツ等は控え、忘れずに着用しましょう。
レセプションパーティーで好印象な服装
服装のマナーや注意点をチェックした上で、主催者やパーティーのテーマに合わせて、好印象な服装を紹介します。
会社関係のレセプションパーティー
会社関係のレセプションパーティーでは仕事の延長であることを頭に入れ、華やかさがありつつも、きちんと感を演出することが重要です。
男性向けの好印象な服装
基本的には普段の仕事で着用しているスーツに、ポケットチーフやカフスボタン等を用いて、仕事着よりもかしこまった形にしていくと良いでしょう。
お祝いの場が多いことから、光沢感のあるネクタイを使用することや、小物で華やかさを出すなど、仕事着との変化が必要です。
女性向けの好印象な服装
派手な色のワンピースや露出のあるドレスは避け、シンプルな服装で清潔感を出すことで、会社関係のパーティーの場に合う服装にまとめることができます。
また、きちんと感を出すためのアイテムとして、ジャケットを羽織ることも検討してみましょう。
ダークカラーのパンツドレスでは、シンプルに決めつつ、きちんとした印象を残すことができますが、全体的に暗めのスタイルにならないよう、バックやパンプスは明るい物を選び、華やかにすることが大切です。
飲食業界・サービス業界のレセプションパーティー
飲食やサービス業界は、楽しく食事をしながらパーティーが進むことや、会場もポップに飾られることがあります。
また、立食形式で料理が並べられることもあるため、動き回ることや、食事をメインにして進められることを想定し、動きやすく万が一汚れても目立たない服装を選ぶようにしましょう。
男性向けの好印象な服装
スーツでまとめても問題ありませんが、主催業界のことを考え、遊びごごろを取り入れたスタイルにすることもおすすめです。
会社関係のパーティーできちんとした印象を残すスタイルよりも、自分らしい個性を出したスタイルにすると良いでしょう。
ジャケットは必須アイテムのため、シャツのみで行くことのないよう、気をつけましょう。
女性向けの好印象な服装
メインとなるドレスやワンピースは、汚れても気にならないダークカラーを選ぶようにしましょう。
サイドのカラーが異なるバイカラードレスを着こなせるとお洒落度がアップします。
動きやすさを考えて、パンツスタイルにすることもおすすめですが、食べながら楽しめて、動きやすさも考えた、締め付けの少ないワンピースやドレスもおすすめです。
身体のラインが出ないものを選ぶことで、食べても気にせず楽しむことができます。
ファッション業界のレセプションパーティー
ファッション業界のレセプションパーティー では、主催しているブランドのアイテムを必ず身につけます。
全面的にブランド感を出すのではなく、さりげなく入っている方が好印象を残すことができます。
男性向けの好印象な服装
さりげなく主催ブランドの物を取り入れるためには、ネクタイやシャツ、ポケットチーフなどを主催ブランドの物にすることがポイントです。
さりげなく取り入れ、かつブランド物を目立たせるためには、基本となるスーツやタキシードをシンプルな物で揃え、シックに決めるなどの工夫をすることが大切です。
どこにブランドのアイテムがあるのか分からない、というスタイルにならないよう、気をつけましょう。
女性向けの好印象な服装
女性はアクセサリーやバックなどを主催ブランドの物にすることがおすすめです。
アクセサリーでブランドを取り入れる場合は、髪型をアップスタイルにし、身につけている物が見えるようにしましょう。
また、ブランド物が華やかに見えるよう、ドレスやワンピースも少しドレッシーな物を選ぶことで、ブランドアイテムを引き立たせることができます。
芸術関係のレセプションパーティー
個展や映画祭、出版記念など、個性が強まる芸術関係のレセプションパーティー では、会場とのバランスも重要なため、会場を調べておくようにしましょう。
そして自身の立場を考えて、審査をする側なのかされる側なのか、主催者が古風なのか洋風なのか等を考えて服装を選びます。
男性向けの好印象な服装
会場が美術館や静かな場所であったり、自身の立場が日本を代表する立場等であれば、和服で行くことも検討してみましょう。反対に、高級ホテルやレストランであれば、主催者に関連するアイテムを取り入れたタキシードで決めても良いでしょう。
出版記念の場合は、主役は主催者となるため、目立ちすぎないよう、シンプルかつ上品なスタイルにまとめることが大切です。
女性向けの好印象な服装
男性同様に、会場や自身の立場に合わせて着物を着こなすことで、個性もあり、上品な印象を残します。
ドレスやワンピース等を着用する場合は、華美になりすぎないようにすることが大切です。個展等では、飾られている作品を目立たせることが重要なため、落ち着いた色味で、デザインがレースや無地の物を選ぶようにしましょう。
レセプションパーティーの注意点
- 平服は普段着ではない
- ビジネスの場であることを意識する
平服は普段着ではない
普段着のことを平服と呼ぶこともありますが、「平服でお越しください」と招待状に記載されていても、「普段着でお越しください」という意味ではないため注意しましょう。
平服の正しい意味は、「礼装でなくて良い」という意味です。「かしこまった服でなくて良いが、会場に見合った服装」ということを意味しています。そのため、Tシャツにデニムパンツ、サンダルなどのカジュアルすぎる服装は控えましょう。
ファッション関係のパーティーであれば、デニムやTシャツが主役となることもありますが、カジュアルの中にもきちんと感を演出するために、ジャケットや足元など、アイテムの選び方が非常に重要です。
平服の正しい意味を理解し、パーティーに見合ったスタイルで出席できるよう心がけましょう。
ビジネスの場であることを意識する
パーティーという言葉に浮かれてしまい、レセプションパーティー の本来の目的を忘れてしまわないように気をつけましょう。
レセプションパーティー はあくまで仕事の延長戦で行われる物であって、遊びの場ではありません。
情報交換や人脈を拡大するために行われるパーティーでもあり、主催者の目的でもあります。
ビジネスの場ということを意識した振る舞い方が重要であり、自身の振る舞い方が今後の仕事にも影響する可能性があると思っておきましょう。見た目の印象も重要なポイントとなるため、とくに女性は着用するドレスにも気を配るようにしましょう。
まとめ
今回はレセプションパーティーの基本知識から知っておくべきマナー、服装について紹介しました。
多業種の方が集まるため、情報交換や人脈拡大、社会交流をする場として開催されます。出席者として立場をわきまえた振る舞いが求められます。
男性はスーツやタキシードを着用することが基本であり、上品で華やかなスタイルにすることを意識しましょう。
女性はTPOに合わせたドレスやワンピースを着用し、過度な露出は好まれないため注意しましょう。
ドレスコードがある場合には、ドレスコードに合わせた服装選びが重要です。