展示会のブースデザインのポイントと施工会社に依頼する費用相場
2022/6/2
2022/06/02
展示会では、企業や商品、サービスを分かりやすくアピールできるようなブースを設営して、来場者に興味を持ってもらうことが大切です。
展示会のブースデザインのポイントを知って、上手に企業や商品、サービスをアピールしましょう。
また、ブースデザインや施工は、プロの施工会社に依頼することもできます。施工会社に依頼する場合の費用相場や内訳についても合わせて確認してみてください。
Contents
展示会のブースデザインのポイント
展示会では、いくつもの企業が出展しているため、他の企業に埋もれてしまわないようなデザインで、来場者に興味を持ってもらうことが大切です。
来場者に興味を持ってもらい、ブース内に入ってもらうためのブースデザインにするには、いくつかのポイントがあります。展示会への出展を検討している人は、それぞれのポイントを参考にしてみてください。
【展示会のブースデザインのポイント】
- 開放的な入口とブースの中が見えるデザイン
- アピールポイントを明確にした派手すぎないデザイン
- ブース内を回覧しやすい導線のデザイン
- キャッチコピーをアピールできるデザイン
開放的な入口とブースの中が見えるデザイン
ブースは、開放的な入口と外からブースの中が見えるデザインにしましょう。
入口に装飾をしすぎてしまうと、来場者はブースに入りにくい窮屈な印象を受けてしまう可能性があるためです。
ごちゃごちゃした印象にならないように、入口に企業や商品をアピールするパネルを1~2個置いて、できるだけシンプルな入口で、開放的なイメージがあるデザインにしましょう。
また、ブースの中が外から見えるようにしておくことにより、来場者に安心感を与え、ブースに入りやすくなる場合もあります。
アピールポイントを明確にした派手すぎないデザイン
ブースは、アピールポイントを明確にした派手すぎないデザインにしましょう。
アピールしたい商品やサービスの内容を来場者に知ってもらうことが難しくなってしまう可能性があるためです。
「展示会で目立つブースを制作したい!」という気持ちから、装飾をしすぎたり、沢山モニターを設置したり、派手すぎるデザインになってしまうことがあります。
しかし、派手すぎる装飾やデザインのブースで注目を集めることができても、全体的は派手なイメージだけが印象に残るおそれがあります。
一番売れている商品や、新しいサービスなど、1~2個に絞ってアピールできるデザインにして、周りの装飾は控えめにするようにしましょう。
ブース内を回覧しやすい導線のデザイン
ブースは、ブース内を回覧しやすい導線のデザインにしましょう。
展示会への出展は、来場者を集め、名刺交換や商談までつながることを目的としている傾向があるためです。
回覧してほしい順番に展示に番号を振ったり、企業やサービスの歴史が分かるように時系列で展示したりして、展示している商品やサービスを回覧してほしい順番に配置すると良いです。
また、ブース内で展示を見た後、最終的にスタッフと来場者が話すことができるスペースにたどりつくような導線を意識してみましょう。
キャッチコピーをアピールできるデザイン
ブースは、アピールしたい商品やサービスのキャッチコピーをアピールできるデザインにしましょう。
展示会のブースでは、会社のイメージカラーやロゴはもちろん、「どのような商品なのか」「なにをアピールしたいのか」が分かるキャッチコピーを取り込み、アピールすることが大切です。
キャッチコピーは、会場内にいる来場者に短時間で興味を持ってもらえるよう、端的で短く、わかりやすいものにして、外から見える部分にキャッチコピーを設置したデザインにしましょう。
展示会のブース設営はプロに任せた方が良い?
展示会のブース設営は、プロの施工会社に依頼する傾向があります。
ブースのデザインや施工、搬入をプロに任せることによって、負担を減らせる場合があるためです。
展示会の当日に配布するパンフレットや、設置しているモニターで流す映像を作成してくれる会社もあるため、予算に合う施工会社の活用を検討してみましょう。
また、展示会をうまく成功させるために、ブースのデザインや搬入、施工、撤去まで、それぞれの作業を複数の会社に依頼するのではなく、できるだけ一つの会社に依頼するようにしましょう。
複数の会社にそれぞれの作業を振り分けて依頼してしまうと、業務の進み方に差がでてしまったり、展示会当日にトラブルが起きたときに管理しきれなくなったりしてしまいます。
費用面でも、一つの会社に依頼することにより、複数の会社に依頼するよりも安く済ませることができる場合があります。
ブースの設営をプロに依頼する費用相場
ブースの設営をプロの施工業者に依頼する場合の費用は、展示会でのブースの広さや装飾の量などによって変わります。
多くの場合、小間によって区切られたスペースに出展し、初めて出展する展示会では3m×3mの1小間のスペースのブースである傾向があります。
それぞれのブースの広さごとに必要な施工の費用相場を紹介するので、参考にしてみてください。
ブースの広さごとの費用相場と内訳
出店するブースの広さによって、施工費用の相場は異なります。
下記相場は、出展料を含まないブースの施工費用になるので、注意してください。
ブースの広さ |
施工の費用相場 |
1小間(9㎡) |
30~40万円ほど |
2小間(18㎡) |
50~80万円ほど |
3小間(27㎡) |
60~130万円ほど |
4小間(36㎡) |
90~150万円ほど |
ブースの設営を施工会社に依頼する場合の費用の内訳には、デザイン費と材料費が含まれている傾向にあります。
デザイン費 |
など |
材料・工事費 |
など |
ブース全体のデザインだけでなく、設置するモニターで流す映像や、展示会で配布するチラシのデザインまで依頼する場合、費用が高くなってしまうので注意が必要です。
また、展示会で使用する椅子やテーブルはレンタルすることもできます。購入してしまうと費用がかさむ場合があるので、レンタルできる部分はレンタルの活用を検討してみてください。
電気工事や床面工事の費用やルールは、展示会の会場によって異なるので、施工会社だけでなく、会場にも事前に確認しておくようにしましょう。
まとめ
多くの企業が参加する展示会で、うまく来場者に注目してもらうためには、ブースデザインのポイントを押さえておくことが大切です。
デザインに関しては、ポイントがいくつかあるので、展示会への出展に使える予算を考慮して、商品やサービスを上手にアピールできるようなブース作りをしましょう。