【幹事向け】歓送迎会の寸志やプレゼントのマナー!紹介の例文や贈り物の選び方を詳しく解説
2026/3/19
「上司から寸志(ご祝儀)をいただいたけど、どう紹介すればいい?」「主役へのプレゼントや花束、予算や渡すタイミングの正解は?」歓送迎会の幹事を務める中で、特にお金や物のやり取りは「失礼があったらどうしよう」と不安になりやすい部分ですよね。
いただいた寸志をスマートに披露するための紹介フレーズや、主役に喜ばれる贈り物の選び方から当日の配慮まで詳しく解説します。この記事を参考に、贈り主の厚意を大切にしながら、主役を温かく送り出す準備を進めてみてください。
本記事では「贈り物の選び方や寸志をいただいた際の作法」に特化して解説していますが、歓送迎会の基本的な意味や当日の進行・挨拶マナーなどを網羅的に知りたい方は、以下のまとめ記事もあわせて参考にしてください。
歓送迎会とは?意味や開催時期から幹事が知っておきたいマナーまで徹底解説
Contents
歓送迎会の「寸志」と「プレゼント」の違い
歓送迎会の準備を進めていると、「寸志(すんし)」や「プレゼント」という言葉を耳にします。どちらも「お祝いや感謝の気持ち」に関わるものですが、幹事としての立ち位置や対応は全く異なります。
まずは、この2つの違いを正しく理解しておきましょう。
- 寸志(ご祝儀)は「目上の人からいただくもの」
寸志とは、上司や主役(送別される側)から「会の足しにしてください」と渡される「現金」のことを指します。もともと「わずかな志(こころざし)」という意味で、贈る側が謙遜して使う言葉です。
幹事としては、「いただく側」としてのマナーが問われます。失礼のない受け取り方や、宴会の席で参加者全員に紹介する「披露」の段取りを把握しておく必要があります。
- プレゼント(贈り物)は「主役へ贈るもの」
一方でプレゼントは、幹事や参加者が「主役(歓迎・送別される側)」のために用意する「品物」のことです。花束や記念品、お菓子などがこれにあたります。
こちらは幹事が「贈る側」として、予算の設定から品物の選定、渡すタイミングの調整など、事前の手配をすべて担うことになります。
【寸志・ご祝儀】いただいた時のマナーと紹介の仕方
歓送迎会の幹事を務める際、最も緊張する場面のひとつが「寸志(ご祝儀)」への対応です。寸志とは、上司や主役(送別される側)から「会の足しに」といただく現金のことを指します。
これは単なるお金の受け渡しではなく、贈り主の「皆で楽しんでほしい」という厚意のしるしです。幹事には、その気持ちを汲み取り、失礼のないように受け取って参加者全員に周知する役割が求められます。
寸志をいただいた時のマナーと紹介の例文
寸志は、宴会が始まる前や受付のタイミングで、上司などから「これ、皆で使ってください」と手渡されるのが一般的です。
受け取る際は、必ず両手で恭しく受け取り、「ありがとうございます、皆様のためにありがたく使わせていただきます」とはっきりと感謝を伝えましょう。このとき、中身をその場で確認したり、金額を口に出したりするのは大きなマナー違反です。中身を確認したい気持ちを抑え、すぐにカバンや内ポケットなど、紛失の恐れがない安全な場所へ保管してください。
また、いただいた厚意を参加者全員に知らせる「披露(紹介)」は、会の序盤に行うのがスマートです。タイミングとしては、開会の挨拶が終わった直後、乾杯に移る前がベストでしょう。
紹介の際は、贈り主が使う「寸志(わずかな志)」という言葉をそのまま使わず、「ご厚志(ごこうし)」や「お志(おこころざし)」と言い換えるのが、幹事としての正しいマナーです。
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【紹介の例文】 開宴に先立ちまして、皆様にご紹介がございます。本日、〇〇部長より多大なるご厚志を頂戴いたしました。〇〇部長、誠にありがとうございます! |
このようにアナウンスし、全員で拍手をしてから乾杯へとつなげることで、贈り主の顔を立てつつ会の雰囲気を盛り上げることができます。
いただいた寸志の使い道と報告のルール
いただいた寸志は、幹事の判断で適切に活用する必要があります。主な使い道としては「二次会の費用に充てる」「全員の会費を一律で下げる」「主役へのプレゼント代に充てる」といった方法があります。
どの方法を選ぶにしても大切なのは、いただいた後のフォローです。会が終わった後、あるいは翌日に「本日はありがとうございました。いただいたお志は、二次会のオードブル代として大切に使わせていただきました」といった具合に、具体的な使い道を添えて贈り主へ報告しましょう。
この一言があるだけで、贈り主は「渡してよかった」と安心し、幹事としてのあなたの評価もぐっと高まります。
のし袋(祝儀袋)の書き方と金額相場
のし袋を用意するのは基本的にお金を包む側ですが、幹事として「表書きはどう書けばいい?」と相談を受けることも少なくありません。また、自分が主役として送別される立場になった際、感謝のしるしとして寸志を包む場合もあります。
歓送迎会で渡すお金は「お祝い」の扱いになるため、紅白の紐(水引)がついた袋を選びます。水引の種類は、何度あっても嬉しいお祝い事を意味する「蝶結び」が適切です。
表書きは、上段中央に「寸志」または「御祝」「御厚志」と書き、下段には贈り主の氏名をフルネームで記載します。もし上司から相談されたら、「紅白の蝶結びの袋に、上は『寸志』、下にお名前を書いていただければ間違いありません」と、迷わずアドバイスして差し上げましょう。
金額の相場については、一般的に5,000円から10,000円、役職が高い方の場合は20,000円から30,000円ほどが目安となります。
【プレゼント・贈り物】主役に喜ばれる選び方と渡し方
寸志が「いただくもの」であるのに対し、プレゼントや花束は幹事が中心となって「主役へ贈るもの」です。感謝の気持ちを形にする大切なアイテムだからこそ、事前のリサーチや当日の段取りが成功の鍵を握ります。
ここでは、予算の立て方から、主役の状況に合わせた品物の選び方、そして感動を呼ぶ渡し方のポイントをまとめました。
プレゼント・花束の予算相場と集金方法
まずは「いくらぐらいのものを買うか」を決めましょう。一般的な部署単位の歓送迎会であれば、3,000円〜5,000円程度、主役が長年勤めた方や役職者の場合は5,000円〜10,000円ほどが相場です。
費用については、以下のいずれかの方法で算出するのがスムーズです。
- (参加費に組み込む) 会費に「+500円」などプレゼント代を上乗せして徴収する
- (有志で集める)参加・不参加に関わらず、部署の全員から一律(300円〜500円程度)で集める
後者の場合は、事前に「〇〇さんの送別品代として一律〇〇円集めさせていただきます」と周知し、透明性を保つことが大切です。
【主役別】おすすめの贈り物・記念品アイデア
品物選びで最も大切なのは「主役のその後」を想像することです。定番のアイテムでも、一工夫加えるだけで満足度が変わります。
- 転職・退職される方へ
新しい職場や生活で使える「高級な筆記具」や「名刺入れ」、リラックスできる「バスグッズ」などが人気です。また、好みが分かっている場合は「お酒」や「お菓子」などの消え物も喜ばれます。
- 新しく迎え入れる方(歓迎会)へ
あまり重たくなりすぎないよう、デスクで使える「タンブラー」や「ハンドクリーム」、あるいはチームメンバーからのメッセージを添えた「お菓子の詰め合わせ」などが、緊張をほぐすきっかけになります。
花束を贈る際の注意点
花束は会場が華やかになりますが、持ち帰る際の手間も考慮しましょう。公共交通機関で帰る方には、紙袋を必ず用意するか、そのまま飾れるコンパクトな「アレンジメントフラワー」などがおすすめです。
渡すタイミングと「置き場所」の確保する
プレゼントや花束を渡すのは、会の終盤、送別される側の「最後のご挨拶」の直前が最も感動的なタイミングです。「皆様からの感謝の気持ちです」と一言添えて、代表者から手渡してもらいましょう。
また、当日の会場では、これらの贈り物を置くスペースを事前に確保しておくことが大切です。飲食店の場合、テーブルの上だと汚れたり邪魔になったりするため、入店時にスタッフへ「後で渡すものなので、預かっていただけますか?」と一言添えて預かってもらうのがスマートです。
あわせて、意外と忘れがちなのが「持ち帰り用の紙袋」です。花束や大きな記念品はそのままでは持ち歩きにくいため、主役が電車やバスで帰宅することを想定し、大きめの紙袋をあらかじめ用意しておきましょう。
まとめ
歓送迎会における「寸志」と「プレゼント」は、どちらも会を温かく、思い出深いものにするための大切なエッセンスです。
「寸志」をいただいた際は、贈り主の厚意を汲み取り、**「ご厚志(ごこうし)」**と言い換えてスマートに披露すること。そしていただいたお金は、二次会費用や会費の還元など「参加者全員のため」に活用し、後日さらっと使い道を報告するのがデキる幹事のマナーです。
一方で「プレゼント」を贈る際は、主役のその後の生活や、当日の持ち帰りの負担(紙袋の用意など)まで想像して準備を進めましょう。
お金や物のやり取りはデリケートな部分ですが、今回ご紹介したマナーや相場を押さえておけば大丈夫です。贈り主の厚意と、主役への感謝の気持ちを大切に、自信を持って当日をプロデュースしてください。

