歓迎会の挨拶を上司の立場でしなきゃいけない時の挨拶とは

2020/2/4

2020/02/04

歓迎会は、部活や会社などで新入生・新入社員が入ってきた時によく行われます。新しく入ってきた人達はもちろん歓迎会で挨拶をしますが、彼らを迎える側の上司側もひとこと挨拶をすることでしょう。

新しいチームに入ってドキドキしている新入社員の前で、果たしてどんなことを話せばいいのでしょうか?どんな内容を話せばスベらないのでしょうか?!

今回の記事では、歓迎会での挨拶を準備中のあなたに向け、上司の立場で伝えるべき挨拶文をいくつか考えてみました。ぜひお役立てください!

まず、歓迎会の流れを確認して、挨拶する順番を頭に入れておこう

歓迎会であなたが話す順番を確認しておきましょう。

まず、司会者が開会のあいさつとして「開会宣言」をします。次に、司会者が上司であるあなたを紹介して、紹介されたあなたは「上司としてのあいさつ」をします。

最後に、歓迎される側である新入社員がスピーチをするという流れになっています。そして、あなたの挨拶が終わったあとに「乾杯~!!」となる訳です。

歓迎会の挨拶の流れ

そのため、あなたの話が長ければ長いほど、ビールの泡はしぼんでしまいます。簡潔で上司らしい挨拶をするには、どんな内容で話をすればいいのでしょうか。

歓迎会で上司のあなたが挨拶する時の挨拶の例文

①正統派の挨拶文

歓迎会では入社する方へのお祝いの気持ち、期待を込めた気持ち、どんなことでも相談していいんだよ、という上司的な気持ちを短めにまとめていきましょう。

本日はお忙しい中、株式会社〇〇の新入生歓迎会にお集まりいただきありがとうございます。

○○部代表の佐藤と申します。

まず、みなさまが、無事入社されたことを心よりお祝い申し上げます。

みなさんご存知のとおり、わが社は半導体の製造で国内シェアトップを目指していますが、新卒のみなさんを受け入れるのは3年ぶりです。

近年では競合他社の製造装置開発に追いやられて、売上も伸び悩んでいました。

みなさんには、若手ならではの発想で既存の固定観念に縛られることなく、どんどん新しい風を吹かせてほしいと願っております。

それでは、短いですが硬い挨拶はこの辺にして。(司会へ目配せ)(ぺこり)

上記の挨拶文では、半導体製造としてのトップを狙っているが、最近では競合に負けている、という悲しい実情をストレートに伝えています。

そう言う内部事情を伝えることで、歓迎する側の上司が新入社員に対し「もうキミはウチのお客さんじゃない。わが社の社員なんだ!」という熱い(?!)気持ちを伝えやすくなります。

②おもしろバージョンの挨拶文

さて、企業の雰囲気によっては歓迎会のあいさつが堅苦しすぎるとアレだし、、という所もあることでしょう。あまり硬い挨拶になってしまって、「空気読めないわね!」なんて言われてしまってもツライですよね。

そこで、こんな上司としての挨拶はいかがでしょうか?

本日はお忙しい中、株式会社〇〇の新入生歓迎会にお集まりいただきありがとうございます。

○○部代表の佐藤と申します。

みなさん、正直緊張していますか?

大丈夫ですよ。実はボクも、まだ入社して3年しか経っていないのに、今はここで上司として話す立場になってますんで。

この会社は創業して40年とまあまあの歴史があるんですが、社長がアイドル好きだったり、社員にゲーマーが多かったりと、社員同士の仲が良いのが自慢です。

これから業務をする中でいろいろ分からないことも多いと思いますが、「いま質問したらハブられるのかな?」とか、全く気にすることはありません。

みなさんが楽しく仕事をしてくれることが、わが社の業績の向上にもつながります。

え?長い((笑)では、この辺で歓迎のあいさつを示させていただきたいと思います!(ぱちぱちぱち)

③自分の自己紹介がたっぷりめの挨拶文

新入社員に対して「がんばれ!」というエールを言うだけではなく、自身の経験を話すことも良い挨拶のお手本となります。

株式会社〇〇に無事ご入社されたみなさん。おめでとうございます。

今みなさんは〇〇支社にいますが、私が新入社員の時は〇〇支社がありませんでした。

ここはカフェテリアを使えるから、お昼をとる時に大変便利ですよね。

私が入社した際は、まだお客様の数もそんなになかったので、〇〇支社の従業員数はたった15名だけでした。それが、近年の円高のおかげで徐々にシェアが増え、今年もたくさんの新卒社員を迎えることができました。

僕もよくカフェテリアでランチしているので、今度よかったら声をかけてください。(笑)

これぐらいでいいかな?(ぱちぱちぱち)

歓迎会で歓迎される側のあなたが挨拶する時の挨拶の例文

歓迎会での新入社員の挨拶

次に、歓迎される側の挨拶もご紹介しましょう。歓迎会で上司が挨拶をして乾杯をしたら、しばらくの間、歓談タイムとなります。

そして、そのあとで「じゃあ、〇〇クンから自己紹介して~」というように、新入社員側の挨拶タイムへと突入することが多いです。

ご紹介にあずかりました、〇〇部入社の鈴木と申します。

大学では、主に経営学の意思決定論を中心に勉強をしておりました。

この会社を志望したきっかけは、ゼミの〇〇先生に国内でも類をみない独特な経営をされているという話をきき、興味をもったことです。

まだ慣れない部分も多いと思いますが、優しい先輩たちに囲まれて、日々精進しています。

今後とも、ぜひよろしくお願いいたします!(ぺこり)(ぱちぱちぱち)

歓迎会の挨拶のポイントは、「短く」「温かく」が基本

状況によってさまざまな挨拶が想定されますが、上司としては歓迎する気持ちを持って簡潔な挨拶がベストです。

【歓迎会の挨拶で上司が気にすべきポイントとは?】

  • 手短に
  • 歓迎する気持ちを表現する
  • カジュアルになりすぎず
  • 高圧的になりすぎず

また、歓迎される側としても「歓迎されて嬉しい気持ち」「会社でこれから頑張っていきたい気持ち」を表現すると、歓迎会を開いた側としてもより歓迎する気持ちが強まって親しみがわきます。

まとめ

歓迎会での挨拶のイメージがつきましたでしょうか?

本記事を参考に、少しでも新入社員の緊張を解きほぐすものになれば幸いです。

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