学校生活や部活で同級生だった人たちが集まり、食事や歓談を楽しむ「同窓会」。
新型コロナの影響で飲食を伴う大人数での集まりはことごとくキャンセルされました。同窓会についても同様です。
Go To Eatキャンペーンで一時期は飲食店へ出かける人が増えましたが、11月に入り、新型コロナの感染者数はまた増加してしまいました。
他のイベントと異なり、同窓会は5年や10年に1回開かれるイベントなので、幹事は余計どうしたらよいのか迷うことでしょう。
今回の記事では、コロナ禍での同窓会で幹事がどのように対処すべきか分かりやすくお伝えします。
Contents
他の行事と比べると、同窓会は中止する人が大半
2020年、新型コロナ感染症で多くの行事・イベントが中止となりました。その中で、感染者数が落ち着いた時期には開催されたイベントもたくさんあります。
(例)感染者数が安定している時期に実施されたイベント
※全て感染症対策をしながらの開催
音楽系 | コンサート、定期演奏会、ミュージカル、はじめてのおんがくかい、JAZZ Live |
スポーツ系 | かけっこ教室、プロレスリーグ、Jリーグホームタウンデー、プロ野球有観客試合 |
フード系 | ラーメンまつり、グルメバーガーグランプリ、スイーツビュッフェ、アフタヌーンティー |
教育系 | 運動会、音楽会、写生大会、工作展、オープンスクール、学校見学 |
しかしながら、同窓会の開催については中止となったケースが相次ぎました。その証拠に、「コロナ 同窓会 中止」で検索すると多くの同窓会の中止についてのお知らせが表示されます。
同窓会と一般的なイベントの違いとは?
比較的状況が安定されているとみられた9月~11月前半においても、同窓会の大半は中止されました。なぜでしょうか?
理由は3つ考えられます。
(理由1)同窓会は不要不急と考えられているから
1つ考えられるのは、同窓会は不要不急の集まりと考えられていることです。企業に関わる入社式や株主総会と比べると、同窓会は人との繋がりをキープするための飲食と歓談です。
そのため、同窓会は不要不急の集まりとして考えられがちです。
(理由2)同窓会の準備は手間がかかるから
同窓会を開催するにはたくさんの準備が必要です。同窓会の運営は普段仕事や家事をしている人達が少人数のボランティアで実施しています。
ただでさえ世間的に風当たりが強い時期に、自分の時間を割いて手間がかかる同窓会を開きたい人は少ないと言えます。
(理由3)同窓会は事業ではないから
コロナの安定期に多くの法人と飲食店はイベントを実施し、そして多くの人が訪れました。イベントの実施する理由は収入を増やし、事業を継続するためです。
人々がイベントに参加した理由は「非日常を感じ」「人と同じ空間を楽しみたい」からです。
けれども、同窓会の場合は完全に利益度外視の一般人の集まりのため、軽視されがちです。
同窓会は開催・中止・延期すべき?判断基準の目安

結論から言うと、コロナ禍での同窓会は他の集まりと比較するとかなり風当たりが強いです。そのため、例年通りのやり方で開催するのは避けた方が無難です。
コロナ禍での同窓会の実施は以下のような判断要因を参考にすると、決めやすいです。
<同窓会の開催・中止・延期の基準>
同窓会実施の有無 | 判断要因 |
開催 | 【大前提】
【考慮すべき要因】
|
中止 |
|
延期 |
|
上記を参考に同窓会を延期するなら、「コロナの状況をみて、また後日ご連絡します」というように全員に知らせると良いでしょう。完全な中止ではないので、同窓会を開催してほしい人が多い団体でも、このようにすれば波風がたちません。
状況が安定したら、ぜひ懐かしい顔ぶれに会える同窓会を実施しましょう。感染症対策を当社直営のパーティー会場なら、業界最高水準の感染症対策でゲストをおもてなしできます。
【コロナ対策】が万全!パーティー会場のプロが実践「招待者が安心する準備リスト」
こちらの記事では、実際にパーティー会場のスタッフがどのようなコロナ対策をしているかを詳しくご紹介しています。
同窓会は人とのつながり。学生へ支援するケースも
同窓会はいま中止されるケースが多いですが、コロナ禍での人とのつながりは重要です。特に、SNSをやらないシニアの方は同窓会がなくなれば孤立してしまう可能性も出てくるでしょう。
ある大学の同窓会では、コロナ禍で学習が遅れる学生への支援として寄付を実施しています。卒業しても母校を気づかう、結束が強い同窓会なのでしょう。
同窓会の中止を連絡する場合でも、次につながるような以下のような例文にしてみてはいかがでしょうか。
拝啓
○○○○開催中止(延期)のお知らせ
拝啓 時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
さて、○月○日の同窓会ですが、昨今の 新型コロナウイルスの感染の状況を鑑み、残念ながら中止をする決断をさせて頂きます。
久々に同級生の皆様にお会いできる機会でしたので、我々も非常に楽しみに準備を進めてまいりましたが、このままでは安心・安全な会ができないと判断致しました。苦渋の決断となったことをお許しください。
なお、今後の同窓会についてはまた状況が落ち着きましたら、再度企画しご連絡差し上げたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具
令和○年○月
まとめ
同窓会の実施について判断は難しいですが、まずはコロナの感染者状況で判断するのが大前提です。そのうえで、周りに同窓会をしたがっている人がどれぐらい多いのか、歴史的な同窓会なのか、などを加味して最終的に決断しましょう。