ファーストバースデーで何をやる?定番イベントを紹介

2025/4/30

2025/04/30

「ファーストバースデー」は、1歳の誕生日であり、人生で初めて迎える誕生日です。お子さんのファーストバースデーを記念に残るものにするためにやるべきことは何なのか、定番のイベントを知りたい親御さんもいらっしゃることでしょう。

当記事では、お子さんの初めてのお誕生日を祝いたい方に向け、「ファーストバースデー」でやるべき6つのイベントを紹介します。イベントで用意するものや楽しく行うためのアイデアなどにもふれながら解説するので、ぜひ参考にしてください。

ファーストバースデーで行われる定番イベント

ファーストバースデーで行う定番のイベントは以下になります。

【ファーストバースデーでやる定番イベント】

イベント

おもな開催場所

イベントの内容

誕生日パーティー

自宅

レストラン

パーティー会場

  • 家族や友人を招いての食事会
  • ホームパーティーなど

一升餅

自宅

  • 1歳のお誕生日をお祝いする伝統行事
  • 一升分のもち米で作った丸い餅を子供に背負わせる

スマッシュケーキ

自宅

  • 子どもがケーキを壊しながら食べるイベント
  • 好奇心旺盛な1歳児の行動にSNS映えが期待できる

選び取り

自宅

  • 子どもの将来を占う伝統行事
  • カードや品物を子どもに選ばせる

記念撮影

自宅

撮影スタジオ

  • 自宅や思い出の場所での撮影
  • スタジオでプロのカメラマンによる撮影

ファーストアート

自宅

  • 子どもが初めてつくる作品
  • フィンガーペイントなど

ファーストバースデーで行われる定番イベントはすべて自宅で行えるものばかりです。自宅で行えるイベントは、1歳を迎えるお子さんやご両親をはじめ、参加者の負担を軽減できます。

なお、ファーストバースデーには、興味があるイベントを複数組み合わせて行うのもおすすめです。どのイベントを行うか迷う場合は、子どもの体調や機嫌を最優先に考え、参加人数や開催時期からスケジュールを照らし合わせて選ぶとよいでしょう。

誕生日パーティー

誕生日パーティーは、家族や親しい友人たちと一緒にお祝いできるイベントです。誕生日パーティーは、おもに食事会が中心となりますが、「一升餅」「選び取り」「スマッシュケーキ」を併せて行うのもおすすめです。

【誕生日パーティーを行う際に用意するものとアイデア】

概要

食事会やホームパーティー

用意するもの

  • 飾り付け(バースデーバナー、風船、テーブルクロスなど)
  • バースデーケーキ(その他「1」のろうそく、ケーキトッパー、ケーキスタンド)

楽しく行うためのアイデア

  • 飾りつけや料理のテーマを決める
  • 一升餅やスマッシュケーキと併せて行う

誕生日パーティーを自宅で行う場合は、参加人数や会場の広さに合わせて、飾り付けや料理の準備をしましょう。華やかな飾りつけをすると、写真や動画に残したとき華やかで記念になります。

バースデーケーキや料理はお子様が食べられるものを用意しましょう。サンドイッチ、オードブル、軽食など、大人も楽しめるメニューと子ども用のお子様ランチ風プレートを用意するのもおすすめです。

ファーストバースデーの誕生日パーティーを楽しく行うためのアイデアとして、子どもが好きな動物や色など、テーマを決めるのがおすすめです。飾り付けや料理に統一感が生まれ、写真映えが期待できます。

なお、ホテルのレストランやパーティー会場では、ファーストバースデーのプランが用意されている場合があります。参加人数や参加者の希望に合わせて活用することを検討してみましょう。

一升餅

一升餅は、1歳のお誕生日をお祝いする伝統行事です。一升餅のやり方は地域によって多少異なりますが、一升(約1.8kg)のもち米を使って作った丸い餅を子どもに背負わせて健やかな成長を願います。

一升餅を背負った子どもが立てば「立身出世する」、座れば「家を継いでくれる」、転んだら「厄を落とした」とし、仮に背負うことができなくても縁起が良いと解釈されています。

【一升餅を行う際に用意するものとアイデア】

概要

一升分の餅を子どもに背負わせて健やかな成長を願う伝統行事

用意するもの

  • 一升(約1.8kg)のもち米を使って作った丸い形の餅
  • 風呂敷やリュック

楽しく行うためのアイデア

  • 「選び取り」と組み合わせて行う
  • 開催する場所の飾り付けをする

一升餅の丸い餅には、「一生(一升)食べ物に困らないように」「健康で力持ち(餅)になる」「のびのびと成長していく」「円満な人生を送れるように」という願いが込められています。。

一升餅に使うお餅は、小分けのお餅や、大福などを一升分セットしたものなど、さまざまな種類があります。一升餅を用意する人に決まりはなく、家庭によってさまざまです。

餅を子どもに背負わせるときは、風呂敷やリュックなどを用意します。子どもが転倒しないように、周りの大人が支えてあげましょう。風呂敷を使う場合は、お餅を包みやすいように大きめのものを選び、リュックを使う場合は、子どもの体に負担がかからないよう、軽量で安定感のあるものを選ぶとよいでしょう

一生餅は、子どもの成長を祝う心温まる行事です。準備やアイデアを参考にして、素敵な思い出を作りましょう。

スマッシュケーキ

スマッシュケーキは、1歳を迎える赤ちゃんにケーキを壊しながら食べてもらうアメリカ発祥のイベントです。

【スマッシュケーキを行う際に用意するものとアイデア】

概要

赤ちゃんにケーキを壊しながら食べてもらう

用意するもの

  • ケーキ
  • 汚れても良い服装、撮影用の服装
  • 床に敷くビニールシートや新聞紙
  • 室内のデコレーション(風船やガーランド、テーブルクロスなど)

楽しく行うためのアイデア

  • 誕生日や季節に合わせたテーマを決めて室内のデコレーションを行う
  • 家族でケーキを囲んで歌ったり手拍子をしたりして盛り上げる

スマッシュケーキに使用するケーキは、専門のケーキ店に依頼するか、赤ちゃんが食べることを考えて砂糖や油分を控えめにしたケーキを手作りするのがおすすめです。

また、床や周囲が汚れることを想定して、事前に床にビニールシートや新聞紙などを敷き、広い場所で行うようにしましょう。ウェットティッシュやタオルなどを多めに用意しておくと、赤ちゃんがクリームまみれになってしまった際に安心です。

主役の赤ちゃんは、汚れても良い服装かおむつカバーのみで参加するのがおすすめです。ただし、写真やビデオを撮る場合は、衣装を用意するとより思い出に残るでしょう。写真や動画に残すことを考え、背景となる室内に飾り付けをしたり、照明を工夫したりするのもよいでしょう。

なお、子どもがアレルギーを持っている場合は材料をよく確認し、アレルゲンとなる食材を避けてください。家庭で手作りする場合も、子どもが普段からよく食べている食材を使用するとよいでしょう。

誕生日や季節に合わせたテーマを決める

スマッシュケーキを楽しく行うためのアイデアとして、誕生日や季節に合わせたテーマを決めることをおすすめします。テーマが決まれば室内のデコレーションや子どもの服装が選びやすくなり、撮影する写真や動画も一層華やかになることが期待できるからです。

【季節に合わせたテーマの例】

季節

テーマの例

デコレーションのアイデア

お花畑

チューリップなどのお花、蝶々やてんとう虫などのモチーフを取り入れる

【おすすめのカラー】

ピンク・黄色・白

イースター

うさぎや卵のモチーフを取り入れる

【おすすめのカラー】

パステルカラー

(イエロー・ピンク・ブルー・グリーン)

貝殻や魚のモチーフ、砂浜に見立てたデコレーション

【おすすめのカラー】

青・水色・白

夏祭り

ヨーヨー・金魚・花火などをモチーフを取り入れる

【おすすめのカラー】

赤・白・青・黄色

紅葉

葉っぱの形や紅葉をイメージしたクッキーやデコレーション

【おすすめのカラー】

赤・オレンジ・黄色

ハロウィン

かぼちゃ・おばけ・黒猫などのハロウィンモチーフを取り入れる

【おすすめのカラー】

黒・紫・オレンジ

クリスマス

サンタクロース、雪だるま、雪の結晶などのクリスマスモチーフを飾り付ける

【おすすめのカラー】

赤・緑・白・金・銀・青

お正月

和柄の飾りや、干支のモチーフを取り入れる

【おすすめのカラー】

赤・白・金・緑

たとえば、ファーストバースデーが4月なら春にちなんだテーマを取り入れます。桜など季節の花や誕生花を飾るのもよいでしょう。

また、季節を問わず取り入れられるテーマとして「旬のフルーツ」があります。フルーツのモチーフのデコレーションやプリントを取り入れると、華やかになります。

赤ちゃんが楽しんでケーキを崩したり食べたりする様子は、写真や動画に残しましょう。室内を風船やガーランド、テーブルクロスなどで華やかに飾り付けたり、ケーキに飾り付けるフルーツなどをカラフルなものを選んだりすると、SNS映えが期待できます。

スマッシュケーキを楽しく行うためのアイデアとして、誕生日や季節に合わせたテーマを決めることをおすすめします。テーマが決まれば室内のデコレーションや子どもの服装が選びやすくなり、撮影する写真や動画も一層華やかになることが期待できます。イベント中は、家族で子どもとケーキを囲みながら、歌ったり手拍子をしたりして、盛り上げましょう。

選び取り

選び取りは、子どもの前にいくつかの品物やカードを並べ、どれを選ぶかによって将来を占う伝統的な行事です。

【選び取りを行う際に用意するものとアイデア】

概要

子どもの将来を占う伝統行事

用意するもの

選び取りのアイテム、カード

楽しく行うためのアイデア

  • アイテムの意味を説明しながら選び取りを行う
  • 選び取った品物に関連するプレゼントを用意する

選び取りを行う際は、お子様が自由に動き回れる安全なスペースと品物を並べるためのシートやテーブルを用意しましょう。

選び取りに使うアイテムは実物を用意したり、アイテムの写真やイラストが印刷されたカードを使ったります。充分なスペースがない場合には、場所を取らずに手軽に行えるカードが適しています。

選び取りに使うアイテムは、子どもが口に入れても安全なものを選んでください。お金など衛生面が気になるアイテムはビニール袋に入れ、はさみなど先端が尖っているものはテープでガードしたりケースに入れたりして、対策をしておきましょう。

選び取りに使われるアイテムと意味 

選び取りで用意するアイテムにはそれぞれ意味があります。

【選び取りのアイテムと意味】

選び取りのアイテム

意味

お金

生涯お金に困らない

おしゃれな子に育つ

楽器

音楽家・演奏家になる

そろばん・電卓

計算が得意になる、商売で成功する

ハサミ

手先が器用になる、おしゃれな子に育つ

生涯食べ物に困らない、料理人になる

本・辞書

勤勉な子に育つ、学者・博士になる

筆・ペン

勉強家に育つ、文筆家・画家になる

アイテムの意味を説明しながら選び取りを行ったり、選び取りの結果を参考に将来の夢や希望を語り合うと盛り上がるはずです。

選び取りの様子は、写真やビデオに撮って思い出に残しましょう。選び取りの後、一升餅やスマッシュケーキなどのイベントを行うのもおすすめです。

選び取りはあくまでもお祝いの行事です。結果にこだわりすぎず、お子様の成長を願う気持ちを大切にしながらご家族みんなで楽しんで行いましょう。

記念撮影

ファーストバースデーの記念撮影も定番のイベントです。自宅の一室を飾り付けて撮影をしたり、公園や思い出の場所で撮影したりする方法もありますが、プロのカメラマンによるスタジオ撮影や出張撮影など、好みや状況に合わせて撮影場所を選べます。

【記念撮影を行う際に用意するものとアイデア】

概要

1歳の記念として写真撮影を行う

用意するもの

  • 撮影用の衣装(ドレス・着物、バースデーTシャツ)
  • 飾り(風船やガーランドなど)
  • 撮影小道具(ぬいぐるみやおもちゃなど)

楽しく行うためのアイデア

  • 撮影のイメージやテーマを決めておく
  • 一升餅や選び取りと併せて行う

自宅で記念撮影をする場合は、風船やガーランドなどで飾りつけを行うのがおすすめです。ぬいぐるみやおもちゃ、シャボン玉を用意すると普段撮る写真とは違った仕上がりが期待できます。

撮影スタジオで記念撮影を行う場合は、家族写真や子どものソロショットなど、さまざまなバリエーションで撮影できます。事前に衣装や背景など、撮影イメージを決めておくとスムーズです。

記念撮影を楽しく行うためのアイデアとして、テーマを決めるとよいでしょう。子どもの好きなキャラクターや動物をテーマにしたり、季節やイベントに合わせたテーマにする方法があります。また、家族みんなでテーマに合わせた衣装を着るのもよいでしょう。

さらに、一升餅や選び取りと記念撮影と併せて行うのも人気です。子どもの笑顔だけでなく、真剣な顔や泣き顔など思いがけない表情を撮影できるかもしれません。

なお、生まれてからの成長の様子をまとめたファーストバースデー専用のアルバムを作るのもおすすめです。専用のアルバムは、ファーストバースデーの記念撮影で撮った写真とともに記念になるでしょう。

ファーストアート

ファーストアートは、子どもが初めてつくる作品です。フィンガーペイントや子どもの手足を使ったアートは、親子で一緒に楽しめるだけでなく、成長の記録にもなるため人気を集めています。

【ファーストアートを行う際に用意するものとアイデア】

概要

子どもの手足を使って初めての作品をつくる

用意するもの

  • 絵の具、キャンバスまたは画用紙
  • 新聞紙やビニールシート

楽しく行うためのアイデア

  • ファーストアートでマグカップなどグッズをつくる
  • アートとともに手形や足形とメッセージなどを一緒にアルバムに残す

ファーストアートを行う際は、汚れても良い服に着替え、新聞紙やビニールシートなどを準備します。ファーストアートに使用するキャンバスや画用紙は、子どもが扱いやすいよう、20センチ前後のサイズを選びましょう。

完成した作品は、リボンやシール、マスキングテープなどで飾り付けをしたり額縁に入れて飾れます。

ファーストアートを楽しく行うためのアイデアとして、子どもがつくった作品がプリントされたマグカップなどのグッズをインターネット上で注文する方法があります。アイテムや仕上がりの画像から好みのものを選び、ファーストアートの画像や写真を送付すると、イラストと組み合わせたりデザインされたりしたものが送られてきます。アイテムとして形に残せるので記念になるでしょう。

また、メッセージや当日取った写真とともにアルバムに残すのもおすすめです。

子どものペースに合わせて自由に楽しませてあげながら、写真や動画をたくさん撮って思い出を残しましょう。

ファーストバースデーに贈る人気のプレゼント

同居や実家が近い場合はファーストバースデーのお祝いに祖父母や身近な方が出席するケースも多くみられます。ただし、遠方に住んでいたり「気を遣わせたくない」という理由で、プレゼントを贈るのも定番になりつつあります。

【ファーストバースデーに贈る人気のプレゼント】

  • 一升餅
  • 知育おもちゃ・絵本
  • 服や靴
  • 記念写真撮影
  • 似顔絵

「一升餅」は、お祝いの席での儀式に使うもので、祖父母からのプレゼントとして選ばれる傾向があります。一升餅への名入れサービスやリュックとセットになったものなど、さまざまな種類があるので、ファーストバースデーの贈り物として選びやすいでしょう。

知育おもちゃや絵本、日常使いできる服や靴は、贈り主を選ばないプレゼントとして定番になっています。音が出る絵本や、積み木など、お子様の興味や発達段階に合わせて選ぶようにしてください。服や靴は長く使えるよう、少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。

プロのカメラマンによる記念写真撮影も、ファーストバースデーのプレゼントとして人気です。スタジオ撮影、出張撮影などのプランを選び、衣装や背景などはご両親と相談しながら決められます。

似顔絵をプレゼントとして贈る場合には、インターネット上の似顔絵オーダーを活用するのが一般的です。オーダーサイトの中で好みの画風の似顔絵師を選び、似顔絵を描いてもらいたいお子さんの画像を送信するだけで注文できます。

さらに、一升餅への似顔絵サービスや似顔絵ケーキを作ってもらえるサービスもあり、プレゼントとして人気です。インターネットで「似顔絵ケーキ 注文」などと検索すれば、似顔絵制作と同じ要領で注文可能なので、検討してみましょう。

なお、ファーストバースデーで渡すお祝いの金額は、1万円から5万円程度が相場です。ご両親との関係性などによって調整するとよいでしょう。

まとめ

1歳の誕生日を祝う「ファーストバースデー」で行う定番のイベントは以下になります。

  • 一升餅
  • 誕生日パーティー
  • スマッシュケーキ
  • 選び取り
  • 記念撮影
  • ファーストアート

ファーストバースデーで行われる定番イベントはすべて自宅で行えます。自宅で行えるイベントは、1歳を迎えるお子さんやご両親をはじめ、参加者の負担を軽減できます。

ファーストバースデーには、興味があるイベントを複数組み合わせて行うのもおすすめです。どのイベントを行う場合にも、子どもの体調や機嫌を最優先に考え、無理のないスケジュールで参加者全員が楽しめるイベントを選ぶようにしましょう。