金婚式のお祝いは誰がするの?祝い方や贈り物のマナーも解説

2025/3/27

2025/03/27

両親や祖父母が結婚50周年を迎える予定があり、金婚式のお祝いをしたいと考える方もいますよね。金婚式のお祝いは誰が主催して行うのか、しきたりやルールなど気になるケースもあるでしょう。

当記事では、金婚式のお祝いは誰がするのかを解説します。金婚式の祝い方や贈り物をする際のマナーも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

金婚式のお祝いは子供や孫が主催するのが一般的

金婚式のお祝いは、結婚50周年を迎える夫婦の子供や孫が主催するのが一般的です。金婚式のお祝いの主催に関する正式なしきたりやルールはなく、夫婦でお祝いしたり、家族や友人が主催する場合もあります。

金婚式のお祝いは、これまで支えてくれた両親や祖父母への感謝を伝える良い機会となります。さらに、金婚式のお祝いを行うことによって、「家族が集まる機会」「思い出の共有」ができるため、家族の絆を深めることもできます。

なお、金婚式のお祝いは、結婚記念日当日に限らず、結婚記念日を迎える年のお正月・GW・お盆など家族が集まれるタイミングで行われるケースも多く見られます。お祝いを計画する際には、金婚式を迎える夫婦と家族のスケジュールを確認しながら計画するようにしましょう。

金婚式の祝い方

金婚式の祝い方は、おもに「食事会・パーティー」「旅行」です。

【金婚式の祝い方】

  • 食事・パーティー
  • 旅行

食事会やパーティーは、自宅で行ったり、レストランやイベント会場を借りて行う方法があります。食事会やパーティーでは、子供や孫から感謝を伝える手紙を渡したり、スライドなどで思い出を振り返るのもいいでしょう。

旅行は、子供たちから夫婦水いらずの旅をプレゼントする方法と、家族そろって旅行に行く方法があります。金婚式に旅行に行くことで、思い出を振り返るだけでなく、日常から離れて新たな思い出づくりができます。

ただし、金婚式を迎える夫婦は70歳代であることがほとんどです。食事会の場所を自宅にするか外食にするかどうかや、旅行に行くかどうか、などは夫婦と相談しながら決めるようにしましょう。

金婚式の贈り物に関するマナー

金婚式の贈り物に関するマナーで確認しておきたいのは、「贈り物にふさわしくないアイテム」「のし紙の付け方」です。​金婚式は、結婚記念日のお祝いであるため、縁起が悪いとされるアイテムを贈るのはマナー違反になる可能性があるからです。

金婚式の贈り物に関するマナー

  • 贈り物にふさわしくないアイテム
  • のし紙の付け方

金婚式は家族で行う場合が多いため、贈り物を選ぶ際もさほどかしこまる必要はないでしょう。ただし、金婚式は50年間を共に過ごした夫婦に対する感謝や敬意をこめて祝うものなので、最低限のマナーをわきまえて贈り物を渡せるようにしましょう。

贈り物にふさわしくないアイテム

金婚式は結婚記念日であるため、贈り物にふさわしくないアイテムが存在します。贈り物にふさわしくないアイテムは、名称が「縁起が悪い」とされる言葉を連想させるためです。

【贈り物にふさわしくないアイテム】

アイテム

ふさわしくない理由

櫛(くし)

「く(9=苦)」「し(4=死)」を連想させるため

刃物

「縁が切れる」という意味に結びつくため

ハンカチ

漢字表記が「手巾(てぎれ)=手切れ」のため別れを連想させるため

割れ物

食器、陶器、鏡などは「割れる=別れる、離れる」を連想させるため

ただし、近年は、贈り物にふさわしくないアイテムに関して「気にしない」という方も増えています。さらに、「割れ物」は「割れる=増える」ことから、縁起が良いとする見方もあり、ペアの食器は結婚記念日の贈り物として人気を集めています。そのため、贈り物にふさわしくないアイテムに関してはあくまでも参考程度にし、金婚式の贈り物は、夫婦に喜んでもらえることを第一に選ぶようにしましょう。

のし紙の付け方

金婚式の贈り物には、基本的にのし紙を付けるようにしましょう。のし紙の水引は「赤白の蝶結び」「金銀の蝶結び」を選ぶようにします。

【のし紙の選び方】

水引の種類

蝶結び

水引の色

「赤白」または「金銀」

水引の本数

「5本」または「7本」

紅白の水引は祝い事全般に、金銀の水引は限定されたお祝い事に用いられますが、結婚祝いにはどちらも使用できます。蝶結びは、何度あっても喜ばしいお祝いごとに用いられます。

のし紙の表書きは、上段に「金婚式御祝」「祝 金婚式」などと書き、下段には贈り主の氏名を書きます。数名でひとつのギフトを贈る場合は、連名か「子供一同」「孫一同」と書くようにしましょう。

金婚式に贈るプレゼントの例

金婚式に子供や孫などから夫婦に贈るプレゼントの例を紹介します。金婚式のプレゼントは、日常的に使えるものやリビングに飾れるものが選ばれる傾向があります。

【金婚式のプレゼントの例】

アイテム

詳細

ペアの食器

湯呑、タンブラー、箸など

インテリアアイテム

フォトフレーム、壁掛け時計など

似顔絵

リアルタッチ、コミカルタッチ、水彩画タッチなど

お酒

木箱入り、オリジナルラベル、限定品など

生花、プリザーブドフラワー

体験型ギフト

旅行、食事券、観劇など

金婚式のプレゼントには、夫婦の名前・結婚記念日・メッセージなどの「名入れ」をするのもおすすめです。「名入れ」は、ガラスや陶器にはプリント、木や金属にはレーザー彫刻、布製品には刺繍、と幅広いアイテムに対応できます。

インターネット上のサービスを活用した夫婦の似顔絵も人気のプレゼントです。好みのタッチや作家を選び、夫婦の画像を送信するとオーダーメイド制作をしてもらえます。額装やラッピングのサービスが可能な場合もあり、そのまま飾れるため、金婚式の贈り物に適しています。

また、金婚式に花を贈る場合には「金」にちなんだ黄色系の花を選ぶようにしましょう。「尊敬」を象徴するカサブランカ、「愛」を象徴するバラ、「感謝」が花言葉のスイートピー、など結婚記念日にふさわしい意味を持つ花を選ぶ方法もあります。

なお、金婚式を迎える夫婦へ子供からプレゼントを贈る場合の相場は合算で2万円〜5万円程度です。兄弟姉妹の人数やプレゼントの内容に応じて参考にしてください。

まとめ

金婚式のお祝いは、子供や孫が主催するのが一般的です。金婚式は、結婚50年目を迎える夫婦への感謝や敬意を示す場となります。金婚式の祝い方は、家族で集まって食事会を開いて思い出を振り返ったり、夫婦水入らずの旅行をプレゼントしたり、家族旅行で思い出作りをする方法があります。

子供や孫が​金婚式を迎える夫婦に贈りものを選ぶ場合には、特別かしこまる必要はありません。ただし、縁起が悪いとされるアイテムを把握したり、のし紙の付け方を確認するなど、最低限のマナーはわきまえておくようにしましょう。

金婚式のプレゼントは、日常的に使えるものやリビングに飾れるものが人気です。夫婦の名前・結婚記念日・メッセージなど「名入れ」をすると、金婚式の贈り物として喜ばれる可能性が高まるでしょう。

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