銀婚式や金婚式は結婚何周年?記念日の一覧とあわせて解説
2025/3/27
2025/03/27
銀婚式や金婚式という結婚記念日のお祝いに関して、それぞれが結婚何周年目を祝うものなのか、把握できていない方もいらっしゃいますよね。当記事は、結婚記念日を祝いたい夫婦やそのご家族に向け、銀婚式や金婚式は結婚何周年なのか解説します。
さらに、銀婚式や金婚式以外の結婚記念日にも名称があります。結婚記念日の名称を一覧表にまとめて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
銀婚式は25年目、金婚式は50年目の結婚記念日
銀婚式は25年目、金婚式は50年目の結婚記念日のお祝いです。
銀婚式には「25年を経て“いぶし銀のような美しさ”を得た夫婦」という意味があり、明治天皇の大婚二十五年祝典が由来になっています。一方、金婚式には「金色の輝きを得た豊かさ」という意味があり、明治天皇の大婚二十五年祝典をきっかけにイギリス発祥の結婚記念日が日本国内で広く知られるようになったとされています。
【銀婚式と金婚式の違い】
銀婚式 |
金婚式 |
|
結婚年数 |
25周年 |
50周年 |
意味 |
“いぶし銀のような美しさ”を得た夫婦 |
金色の輝きを得た豊かさ |
なお、結婚記念日は結婚した年を0年目として数えます。たとえば、自身が30歳の時に結婚した場合、55歳になる年の結婚記念日が銀婚式、80歳になる年の結婚記念日が銀婚式に該当します。
結婚記念日にはそれぞれ名称があるので、銀婚式や金婚式以外にも記念日としてお祝いすることを検討してみてください。
銀婚式や金婚式以外の結婚記念日の一覧
銀婚式や金婚式以外の結婚記念日にも名称があります。結婚記念日の名称は、結婚15年目までは1年ごと、それ以降は5年ごとに名前が付けられています。
結婚の年数を重ねていくほど、結婚記念日を象徴する名称も豪華になります。さらに、結婚1周年目の「紙婚式」にはアルバムや手帳などの紙製品、というように名称になぞらえた贈り物をする習わしがあります。
【結婚記念日の名称】
結婚年数 |
名称 |
結婚年数 |
名称 |
1年目 |
紙婚式 |
20年目 |
磁器(陶器)婚式 |
2年目 |
藁婚式・綿婚式 |
25年目 |
銀婚式 |
3年目 |
革婚式 |
30年目 |
真珠婚式 |
4年目 |
花婚式・書籍婚式 |
35年目 |
珊瑚婚式 |
5年目 |
木婚式 |
40年目 |
ルビー婚式 |
6年目 |
鉄婚式 |
45年目 |
サファイア婚式 |
7年目 |
銅婚式 |
50年目 |
金婚式 |
8年目 |
ゴム婚式 |
55年目 |
エメラルド婚式 |
9年目 |
陶器婚式 |
60年目 |
ダイヤモンド婚式 |
10年目 |
錫婚式・アルミ婚式 |
65年目 |
ブルースターサファイア婚式 |
11年目 |
鋼鉄婚式 |
70年目 |
プラチナ婚式 |
12年目 |
絹婚式 |
75年目 |
ダイヤモンド金婚式 |
13年目 |
レース婚式 |
80年目 |
樫(オーク)婚式 |
14年目 |
象牙婚式 |
85年目 |
ワイン婚式 |
15年目 |
水晶婚式 |
このように、銀婚式や金婚式のように結婚生活の節目となる年数以外にも、結婚記念日には名称があります。銀婚式や金婚式に限らず、結婚の年数に応じた贈り物をすることを検討してみてはいかがでしょうか。
銀婚式や金婚式の祝い方
銀婚式や金婚式のお祝いは、いずれの場合も「食事会」「プレゼントを贈る」「旅行」などの方法があります。
ただし、銀婚式と金婚式はお祝いの主催者が異なる傾向があります。銀婚式は、夫婦でお祝いをするケースが多いのに対して、金婚式は夫婦の子供や孫、親しい友人など周囲の人間が主催者になってお祝いをするケースが多く見られます。
なお、金婚式のお祝いは主に誰が主催者となるのかを知りたい人は、
「金婚式のお祝いは誰がするの?祝い方や贈り物のマナーも解説」を参考にしてください。
銀婚式の祝い方
銀婚式は、夫婦が主体になってお祝いを行うケースが多く見られます。夫婦水いらずで旅行や食事を計画したり、家族や親しい友人などを招いてホームパーティーを行うケースもあります。
【銀婚式の祝い方の例】
- 夫婦での食事や旅行
- ホームパーティー
- 家族や友人を招いての食事会
お祝いの席では、結婚生活の思い出を振り返れるよう、 スライドやアルバムを一緒に見たり、夫婦や家族間で手紙の交換や祝辞を交わしたりするのもいいでしょう。
金婚式の祝い方
金婚式の祝い方は、家族そろって記念撮影を行ったり、子供や孫が夫婦を招いて、食事会やホームパーティーを開催する祝い方が一般的です。他にも、旅行や観劇など体験型のプレゼントを贈り、夫婦で楽しんでもらう方法もあります。
【金婚式の祝い方の例】
- 記念撮影を行う
- 食事会・ホームパーティーを開催する
- 旅行や観劇など体験型のプレゼントをお祝いする
食事会を行う場合には、形式にこだわらず、夫婦が喜ぶ場所を選ぶといいでしょう。銀婚式と同様に、スライドなどで思い出を振り返ったり、子供や孫から感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。
ただし、金婚式を迎える夫婦は、それなりに年齢を重ねています。金婚式のお祝いを計画する際には、夫婦の負担にならないように配慮することも忘れないようにしましょう。
銀婚式や金婚式に贈るプレゼントのアイデア
銀婚式や金婚式のお祝いに、プレゼントを贈ることも多いでしょう。夫婦でお互いにプレゼントを贈りあうだけではなく、子供や孫など周囲の人から夫婦に贈るケースもあります。
銀婚式や金婚式に贈るプレゼントを選ぶ際には、いずれも相手や夫婦の「好み」「ライフスタイル」を考慮するようにしましょう。
なお、ハンカチ、刃物、くし、靴や靴下、筆記用具といった縁起が悪いとされるアイテムです。お祝いの贈り物としてふさわしくないため、避けるようにしましょう。
夫から妻に贈るプレゼント
銀婚式や金婚式に夫から妻にプレゼントを贈る場合は、少し高価なものや長く使えるものを選ぶといいでしょう。アクセサリーや食器は、銀製品や金製品など記念日にちなんだものが多く選ばれます。
【銀婚式や金婚式に夫から妻に贈るプレゼントの例】
アイテム |
選び方 |
|
銀婚式 |
金婚式 |
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アクセサリー |
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花束 |
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|
食器やカトラリー |
|
|
バッグやファッション小物 |
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花束を贈る場合には、銀婚式には銀色をイメージさせる白い花、金婚式には金色をイメージさせる黄色の花を選ぶようにしましょう。銀婚式に贈る白い花の例として「尊敬」を象徴するカサブランカや「純潔」が花言葉のユリ、金婚式に贈る黄色の花の例として「感謝」が花言葉のスイートピーや「愛」を象徴するバラなどがあります。また、「永遠に枯れない夫婦の愛」という意味をこめて枯れないプリザーブドフラワーを選ぶのもいいでしょう。
バッグやファッション小物を選ぶ際には、妻が愛用しているブランドのものや、服装に合うものを選ぶようにします。愛用しているブランドを把握していたり、手持ちの服を覚えていてそれらに合うギフトを選んだりすることで、より夫婦の絆も深まることでしょう。
妻から夫に贈るプレゼント
銀婚式や金婚式に妻から夫にプレゼントを贈る場合は、これまでの感謝の気持ちと、未来への願いを込めたものを選ぶといいでしょう。長く寄り添った妻ならではの目線で、夫の好みに合うプレゼントを贈ると、銀婚式や金婚式のお祝いがより思い出深いものになるはずです。
【銀婚式や金婚式に妻から夫に贈るプレゼントの例】
アイテム |
選び方 |
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銀婚式 |
金婚式 |
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腕時計 |
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財布 |
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ネクタイピン・カフス |
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お酒 |
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銀婚式や金婚式に妻から夫に贈るプレゼントは、腕時計や財布など夫が日常的に身に着けたり使用できるものが人気です。腕時計は、夫とペアで使えるペアウォッチを選ぶ方法もあります。
また、ネクタイピンは「尊敬」を意味するため、結婚記念日のプレゼントに適しています。ネクタイピンやカフスは、フォーマルなシーンで活躍するアイテムなので、夫が普段スーツを着ない場合にも、銀婚式や金婚式のプレゼントとして選ばれる傾向があります。銀婚式ならシルバー、金婚式ならゴールドのネクタイピンとカフスのセットを選ぶのもいいでしょう。
アイテムを問わず、銀婚式のプレゼントは「25年目という節目を迎えた記念」、金婚式のプレセントは「長年寄り添った夫への感謝の気持ち」を意識して選ぶようにしましょう。
家族や友人から夫婦に贈るプレゼント
家族や友人から夫婦に銀婚式や金婚式のプレゼントを贈る場合は、普段の生活に取り入れやすいものがおすすめです。
【家族や友人から夫婦に贈るプレゼントの例】
- ペアグッズ(食器類)
- 生花・プリザーブドフラワー
- 体験型ギフト(旅行など)
なお、銀婚式や金婚式を迎える夫婦に贈るプレゼントの相場は、夫婦との関係性によって異なります。子供や孫であれば3万円〜5万円程度、親族や友人であれば1万円〜3万円程度が目安となるでしょう。
まとめ
銀婚式は25年目、金婚式は50年目の結婚記念日のお祝いです。銀婚式には「25年を経て“いぶし銀のような美しさ”を得た夫婦」という意味があり、金婚式には「金色の輝きを得た豊かさ」という意味があります。
銀婚式や金婚式のように結婚生活の節目となる年数以外にも、結婚記念日には名称があります。結婚記念日は、結婚15年目までは1年ごと、それ以降は5年ごとに名前が付けられており、年数を重ねていくほど象徴する名称も豪華になります。
銀婚式や金婚式のお祝いは、いずれも「食事会」「プレゼントを贈る」「旅行」などの方法があります。ただし、銀婚式は、夫婦でお祝いするケースが多いのに対して、金婚式は、夫婦の子供や孫、親しい友人など周囲の人間がお祝いの主催者になるケースが多く見られます。
銀婚式や金婚式に贈るプレゼントを選ぶ際には、贈る相手の「好み」「ライフスタイル」を考慮するようにしましょう。なお、ハンカチ、刃物、くしなど縁起が悪いとされるアイテムは、お祝いの贈り物としてふさわしくないため、避けるようにしましょう。