金婚式のお祝いメッセージを立場別の例文付きで解説
2025/3/27
2025/03/27
金婚式のお祝いをすることになったけれど、どんなお祝いのメッセージを添えたらいいかわからず困っていませんか。せっかくの祝いの場なので失礼のないようにしたいと思うと、なかなかメッセージの内容が決まらないこともあると思います。
この記事では、金婚式のお祝いメッセージについて解説します。メッセージを贈る立場別、また一言で伝えたい場合のメッセージを例文とともに紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
金婚式のお祝いメッセージの内容
金婚式のお祝いのメッセージを作成するときは、主に以下のような内容で構成します。
【金婚式のお祝いのメッセージの内容】
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50年という長い歳月を連れ添い、家族を育ててきたことは容易なことではありません。子供や孫から自分たちの苦労を労われることは、大きな喜びとなるでしょう。また、パートナーにメッセージを贈る場合であれば、長年連れ添った感謝の気持ちを伝えます。
尊敬や感謝の気持ちとともに、具体的な思い出を添えると、当時のことを思い出して懐かしい気持ちになれます。具体的なエピソードによって当時を思い出せば、今と比べることで家族の成長を感じられ、懐かしさとともに喜びも感じられることでしょう。
金婚式の次は、結婚55周年のエメラルド婚、60周年のダイヤモンド婚と節目のお祝いがまだ続きます。夫婦揃って次の記念日を迎えられるよう、健康を願う言葉も添えましょう。
金婚式のメッセージマナー
金婚式のお祝いのメッセージを贈る時は、次のようなマナーに気を付けて作成を進めてください。
【金婚式のメッセージマナー】
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金婚式を迎える夫婦は人生の先輩です。失礼にならないよう敬語を使いましょう。ただし主役の夫婦と親族の関係であれば、かしこまりすぎない方が自然です。特に孫の立場であれば、いつも話している言葉を使う方が気持ちが伝わる場合もあります。主役の夫婦との関係性によって言葉遣いを調整しましょう。
また、縁起の良い言葉を選ぶように気をつけます。特にお祝いの場にふさわしくない言葉を使わないように注意しましょう。
必ず感謝の気持ちも伝えます。日頃伝えていなければ一層照れ臭くなりますが、このお祝いの場を借りて、感謝の気持ちもしっかり伝えましょう。感謝の気持ちを伝えることは関係を良好に保つことに役立ちます。
避けるべき言葉
金婚式のお祝いのメッセージを贈る時は、次のような言葉を避けて作成を進めてください。
忌み言葉の例 |
死ぬ、切れる、終わる、やめる、分ける、消える、逃げる、失う、閉じる、四、九、再び、もう一度 |
重ね言葉の例 |
いろいろ、くれぐれも、様々、わざわざ、しばしば |
忌み言葉とは不幸や不吉を連想させる言葉のことで、お祝いの場にふさわしくない言葉です。また、重ね言葉は「繰り返し起こる」ことを連想させ、「結婚を何度も繰り返す」という意味となるため、忌み言葉同様に使用を避けます。
知らずに使ってしまいそうな言葉もありますが、忌み言葉や重ね言葉をお祝いの場で使用することはマナー違反です。遠慮しなくて良い身内という間柄であっても、忌み言葉の使用は避けましょう。
立場別の金婚式のお祝いメッセージの例文
金婚式のお祝いのメッセージの例文を紹介します。
【立場別の金婚式のお祝いメッセージの例文】
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金婚式を迎える夫婦との関係性、またはパートナーから贈る場合で内容が異なります。それぞれの状況に合わせて参考にしてみてください。
子供から両親に贈る場合
子供から両親にメッセージを贈る場合は、金婚式をお祝いする気持ち、育ててもらった感謝、両親への尊敬の念、健康を願う気持ちを伝えます。
【例文】
お父さん、お母さん、金婚式おめでとうございます! 長い間には苦労もあったと思うけど、ここまで育ててくれてありがとう。 二人は私の理想です。 これからも二人仲良く、元気で過ごしてください! |
子供だから感じていたことや、大人になって気付いた両親の偉大さなどをメッセージにこめると感謝の気持ちがより伝わります。
実子からメッセージを送る場合は、その立場でしか分からない具体的なエピソードを交えると、より印象深いものになります。義両親にメッセージを贈る場合は全文を敬語にし、育ててもらった感謝ではなく長年連れ添ったことに対する尊敬の気持ちを強調しましょう。
孫から祖父母に贈る場合
孫から祖父母にメッセージを贈る場合は、金婚式をお祝いする気持ち、小さい頃の祖父母とのエピソード、いつまでも仲良く健康に過ごしてほしいという気持ちを伝えます。
【例文】
おじいちゃん、おばあちゃん、結婚50周年おめでとう! 小さい頃たくさん遊んでもらったよね。おじいちゃんとおばあちゃんのことを尊敬しています。 いつまでも二人で健康に長生きしてね! |
子供とは違い、孫のこととなるととにかく可愛がった思い出がある祖父母は多いでしょう。
そのため、孫からのメッセージは楽しい思い出をメインに明るい内容で伝えます。
孫の年齢が小さくメッセージを作れない時は、絵やボイスメッセージでお祝いを伝える方法もおすすめです。中学生以上など成長している場合は尊敬しているという内容を添えて、敬語を織り交ぜて伝えると良いでしょう。
友人から贈る場合
友人からメッセージを贈る場合は、金婚式をお祝いする気持ち、お互いの思い出や記憶に残る夫婦のエピソード、お互いに末長く健康でいることを誓う言葉を伝えます。
【例文】
金婚式おめでとう! お互いを思いやれる二人だからこそ、どんな大変な時も二人で乗り越えてこられたんだよね。本当に素敵な夫婦です。 お互いに年を取ったけど、人生これから!頑張っていきましょう。 末長くお幸せに! |
親しい間柄であればカジュアルな言葉遣いでメッセージを贈ります。もし金婚式を迎える夫婦が年上であるなどでフランクな関係でなければ、改まった言葉遣いでメッセージを伝えましょう。
パートナーに贈る場合
パートナーにメッセージを贈る場合は、感謝の気持ちを中心に、今までの思い出や二人の将来についての思いを伝えます。
【夫から妻へ贈る場合の例文】
長いようであっという間の50年でした。 君が支えてくれたから今までずっと頑張ってこられたよ。本当にありがとう。 金婚式を二人で迎えられて、うれしく思っています。 これからも末長くよろしく。 |
【妻から夫へ贈る場合の例文】
早いもので、結婚から50年が経つんですね。 大変なこともありましたが、この日を二人で迎えられたこと、本当にうれしく思います。 幸せな思い出をたくさんありがとう。 これからも幸せな思い出を作っていきましょうね。 |
普段はなかなか伝えられない感謝や相手を思う気持ちも、金婚式という節目にメッセージという形でなら伝えやすくなります。この機会に日頃伝えられていない気持ちを伝えて、二人の幸せな未来の約束をしましょう。
一言で伝える金婚式のお祝いメッセージの例文
一言で伝えられる金婚式のお祝いのメッセージの例文を紹介します。
【金婚式のメッセージを一言で伝えたいシチュエーション】
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メッセージを書き込めるスペースが狭い場合に使える例文です。
状況に合わせて参考にしてみてください。
ケーキプレートやプレゼントにオリジナルメッセージを入れる場合
金婚式用に準備するケーキプレートやプレゼントにオリジナルメッセージを入れる場合の例文です。
【例文】
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ケーキプレートにメッセージを入れる場合、書き込めるスペースが限られていることから字数制限が設定されていることがほとんどです。この場合は、端的に金婚式のお祝いであることが伝わるようにメッセージを作成します。
プレゼントを送る場合、メッセージカードや手紙を同封して送ると良いでしょう。手紙ならば長いメッセージを入れることも可能なため、ケーキプレートと比較して融通が効きやすいです。
それぞれのお店で実際の字数制限を確認した上で、メッセージを作成してください。
色紙に寄せ書きする場合
家族などからみんなで色紙にメッセージを集めて寄せ書き風にする場合の例文です。
【例文】
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寄せ書き風にする場合は、それぞれが自由に書くと人によってばらつきが出てしまうので、あらかじめ個人が書き込める範囲を決めてメッセージを書きましょう。
色紙を全員の間で回すと時間がかかってしまうこともあるので、メッセージを書き込むための紙やシールを全員に配布してメッセージを書いてもらい、それを回収して一度に色紙に貼り付けるとスムーズに色紙を作成できます。
英語で伝える場合
金婚式のお祝いのメッセージを英語で伝える場合の例文です。
【例文】
(結婚50周年おめでとう!)
(末長くお幸せに) |
英語の例文はケーキプレートやプレゼントへの名入れでも使えます。
サービスによってはプレゼントの名入れはアルファベットしか使用できないこともあるので、その場合も参考にしてください。
まとめ
金婚式のメッセージは、金婚式をお祝いする気持ち、長年連れ添ったことへの尊敬の気持ち、懐かしいエピソードや健康を願う言葉を入れて作成します。また、どれだけ親しい間柄でも使ってはいけない言葉などのマナーはきちんと守ることで、みんなで金婚式のお祝いムードを盛り上げられます。
子供の立場であれば育ててもらった感謝を、孫の立場であればポジティブな思い出をメッセージに入れると喜ばれます。パートナー同士で贈り合う場合は、日頃なかなか伝えられない感謝の気持ちを盛り込みましょう。
結婚してから50年も連れ添うことは大変なことです。金婚式という節目に際して、日頃伝えられていない感謝の気持ちや、これまでの道のりを労い、これからも健康に仲良く過ごしてほしいという気持ちを伝えてください。