入社式に適した髪型を男女別に紹介

2022/3/30

2022/03/29

入社式は新社会人として初めての出社でもあり、その社の一員として迎え入れられる大事な式典のため、その場に合わせた髪型で参加することが最低限のマナーです。

入社式は入学式や卒業式等の華やかな式とは異なるため、髪型においても気をつけなければいけない点があります。

今回は、入社式に適した男女別の髪型と注意点について解説します。

入社式における女性の髪型

女性の場合、髪の長さなどから適した髪型はどのようなスタイルなのか、何もせずにストレートで行くことはNGなのか、などで悩むケースがあります。

入社式はお辞儀や挨拶の回数も多いため、髪の長さが長い場合は顔にかからないようにシンプルにまとめることが入社式のマナーです。

髪の長さごとに適している髪型が異なります。自身の髪の長さに応じて髪型を決めましょう。

ロングヘアはポニーテールでまとめる

入社式 ポニーテール

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ロングヘアは、ミディアムやショートと異なり扱いやすいため、ヘアアレンジの種類も多彩です。

ただ、入社式というフォーマルな場、新入社員という立場を考え、低めのポニーテールでまとめるのが無難です。

高さの目安は、耳ラインよりも上にならない高さであれば問題ありません。

綺麗に1つに求められている髪型は、清潔感も上品さもあり、おすすめです。

ロングヘアはお団子にしてまとめる

団子ヘア

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ロングヘアの中でも髪の量が多い、髪が腰くらいの長さまである、という場合には、ポニーテールにした髪の毛をお団子にしてまとめるのもおすすめです。お団子にすることで毛先も落ち着き、清潔感がUPします。

ロングヘアとミディアムヘアはハーフアップにして顔にかからないようにする

ハーフアップ

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ポニーテールにすると中途半端な長さの髪の毛が出てきてしまう、ロングヘアのように綺麗にまとまらない、等の場合には、ハーフアップにして顔にかからないようにするのがおすすめです。

それでも髪の毛が多少出てきてしまう場合には、「くるりんぱ」のアレンジを加えてみましょう。多少のアレンジであれば、悪目立ちせず、大人っぽさを演出してくれます。

ショートヘアはヘアアクセで耳にかける

ショートヘアの場合には、ヘアカットで清潔感や爽やかさを演出することができます。顔周りの髪の量が多いと、重たい印象になり暗く見えてしまうため、スッキリしたカットにすることがポイントです。

ヘアピン

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お辞儀をした際に顔に髪の毛がかかるようであれば、耳にかけ、ピンなどのヘアアクセを使って目立たないように留めましょう。

【注意点】

せっかくの入社式だからアレンジをしてアクセサリーもつけていこうと考える方もいるかもしれませんが、これはNGです。

例え華やかな場であっても、企業の大切な式典であり、社会人としてふさわしい、その企業の一員としてふさわしい身だしなみで行くことがマナーであり、巻き髪や高い位置でのポニーテールは、悪印象を与えてしまいます。

また、前髪が眉毛にかからないよう、アシンメトリーカットにし、入社式に臨むことも、個性が強い印象を演出してしまうため、注意しましょう。

清潔感を重視したメイクを心掛ける

髪型に加えて、メイクも女性が悩むポイントの一つです。メイクでの身だしなみは、ノーメイクを避け、ナチュラルかつ清潔感を重視しましょう。

最近ではメイク離れも多く、ノーメイクで外に出ることも珍しくありませんが、入社式にノーメイクで参加することは、本来であればマナー違反です。メイクは社会人の最低限のマナーとして考えている場合があり、特に接客業や取引先への挨拶など、場面によってはノーメイクが失礼にあたることもあります。

反対に、派手なメイクも入社式には適していません。シャドウの色が濃い、アイラインが太い、リップカラーが濃いなどは、悪目立ちしてしまうため、避けましょう。

ノーメイクかつ派手メイクを避け、ナチュラルな仕上がり、健康的な印象を意識することが大切です。下記にて、ナチュラルメイクのポイントを紹介します。

チークはピンクやオレンジ系の色がおすすめ

チーク

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普段からメイクをしない方がナチュラルメイクをする際は、ピンクやオレンジ系のチークを軽く塗るだけでも変わります。

チークをするだけで顔を明るく見せることができ、健康的な印象になります。

塗る際の注意点として、一点に塗るのではなく、塗った部分と肌を馴染ませることが大切です。

チークと肌を馴染ませるために、スポンジでボカす、ティッシュオフ、付きすぎた色を筆で払う、などの方法で肌と馴染ませましょう。

リップは顔色をよくするための必須アイテム

リップ ピンク

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人によっては唇の色が薄く顔色が悪く見えてしまうことや、体調不良に見えてしまうこともあります。

現在ではカラーのついた薬用リップクリーム等も多く、薬局で簡単に手に入れることができます。

濃すぎずほのかに色づく程度のため、初めてメイクをする方は、リップクリームから始めてみることも1つの方法です。

メイクに慣れている方は、薄いピンクやシアー系のレッドカラーにし、マットタイプよりもツヤ感のあるリップがおすすめです。

カラコンやマツエクは自然体を意識

カラコン ナチュラル

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度が入っているカラーコンタクトを普段からメガネの代わりとしてつけている方は、自然に見えるものをつけるようにし、パッと見カラコンだと分からないものの方が無難です。

中には瞳のカラーを変えるデザイン等もありますが、カラコンだと分かるタイプのものは悪印象を与えてしまうため避けましょう。

まつ毛エクステ 

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また、カラコン同様にまつ毛エクステも自然に見えるタイプのデザインが好ましく、カールの角度が大きいもの、カラーが入っているもの、長さが長くバサバサしているものは適していません。

自まつ毛と同化して見えるカールが緩やかなものがおすすめです。

入社式における男性の髪型

男性においても髪型で印象が変わるため、社会人として爽やかさや清潔感のある髪型にして入社式に臨みましょう。

爽やかさや清潔感を与えられる髪型としては、次の3つが挙げられます。

  • ベリーショート
  • ツーブロックベリーショート
  • ショート

ベリーショート

ベリーショート

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入社式に関わらず、社会人として好印象を与える髪型は、襟足ともみ上げが切り揃っていて、おでこも見えるベリーショートスタイルです。

爽やかさや清潔感を与えられるスタイルの中でも、取引先やお客様からも好印象を得られる可能性があります。

ツーブロックベリーショート

ツーブロック

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頻繁に美容室に行く機会がない、美容室に通うのは面倒という場合は、サイドがトップよりも短く、髪が伸びても耳にかかりにくいツーブロックベリーショートを検討しましょう。

トップが長い状態でのツーブロックは、ビジネスには適していませんが、ベリーショートでのツーブロックは、清潔感を演出してくれます。

ショート

ショート 男性

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男性の中でも定番と言える髪型が、ショートスタイルです。

襟足ともみ上げを短く切り、トップの長さを残したスタイルのため、爽やかな印象を与えることができます。

ショート 男性

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おでこが見えることに抵抗がある場合は、切りすぎないショートスタイルでもいいでしょう。

その際は、前髪が眉毛にかからない程度の長さにすると良いです。

イメージ写真

【注意点】

男性の髪型で注意しなければならない点が、襟足ともみ上げを短くしておくことです。また、前髪も眉毛にかからない長さにしておくことが必要です。長すぎると、清潔感に欠けてしまう、幼すぎてしまう、などの印象を与えてしまい、上司からの印象も良くない場合があります。

中には、社会人を機に坊主にした方もいるかと思いますが、3部刈りは短すぎてしまい、入社式、取引先等への挨拶時にはあまり適していません。企業によっては坊主を良く思わない企業もあるため、周りの様子を見つつ、坊主の場合は、5部刈り〜2㎝程度の長さにしておきましょう。

入社式に適していない髪型

入社式に適していない髪型としては、次の3つが挙げられます。

  • 明るい髪色
  • 整髪料を使いすぎた髪型
  • デザイン付きのゴムやピンの使用

明るい髪色

学校卒業と同時に髪の毛を染め、明るい色味で入社式に参加するのは、常識的な部分でNGです。髪の色味は黒が基本であり、色が入っていても光の加減でわかる程度のブラウンなど、暗めの色であることが基本です。

とくに男性であれば、カラーリングは避け黒色にしておくのが無難です。

染める場合には、入社後の上司や同期の様子を見つつ、徐々に明るくしていくようにしましょう。

整髪料を使いすぎた髪型

顔に髪の毛がかからないようにしようと、多めにワックスやジェルを使って、髪の毛を整えるのはNGです。

また、整髪料がウェット感のあるものも好ましくありません。

あくまで自然なスタイルが求められるため、服装や小物で清潔感があっても、整髪料の使いすぎで全体のスタイルが壊れてしまいます。

整髪料を使う際は、マットタイプもしくはヘアスプレーを使用しましょう。

デザイン付きのゴムやピンの使用

女性は、髪の毛をまとめる際にゴムやピンを使ってまとめますが、パールやビジューなどのデザインがついているゴム等の使用はNGです。

入社後に髪をまとめるゴムは、シュシュやデザイン付きでも良いかもしれませんが、入社式では何もデザインが無く、色味のない黒や茶色の物を選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は、入社式の髪型について紹介しました。

髪型は、男性と女性、髪の長さによって見え方が異なるため、共通していることとして、顔にかからないようにすること、清潔感や爽やかさを演出するスタイルになっていることが挙げられます。

髪の色味が明るいことや、顔に髪の毛がかかっている状態は、だらしない印象を与え、印象を悪くしてしまうため気をつけましょう。